中国と日本外交 民主党の「政治主導」 | 満行潤一 オフィシャルブログ Powered by Ameba

中国と日本外交 民主党の「政治主導」

お世話になっている印刷屋の専務は無類の政治ネタ批評家で!

当然のごとく話題は尖閣諸島での中国漁船追突事件。

領海侵犯して巡視船にぶつかっておきながら、「不当逮捕だ、謝罪と賠償を求める」という中国側がおかしい。

おっしゃるとおりなんですよね。
でも事態が大きくなる前に船長を釈放するよう願っていたのは、他ならぬ日本の大企業。自動車メーカーや総合商社ですよ、きっと。

下の表を見てください。この10年の貿易額の延びを。(データが古くてすみません)


日中貿易の推移

   単位:100万ドル ㈱海外放送センター・OBC-China

宮崎県内の中小企業も例外ではありませんが、安い人件費と土地を求めて我や先に中国へ進出。日本の先端技術を持ち出し中国へ生産拠点を移転。いまや現地生産、現地販売が大きく進み、中国の対日事情は日本の親会社にとっても待ったなしの重大課題に。

日本の中国との貿易取引は、輸出入ともに世界第一位になり、日本企業の業績回復のために、これからも対中貿易取引はより一層大きなウエイトを占めるに違いありません。

もう日本の経済の実権は中国に握られてしまっています。

中国批判のみなさんは、多くの日本企業が政治体制の違う経済大国に生産拠点を移したことには目をつぶるのでしょうか。

日本の技術と、安価な労働力で作るMade in China 。

日本国内には、職を求めて多くの若者がさまよい。

戦略物資であるレアメタルを中国にほぼ100%依存している状況が危機管理上問題でないのでしょうか。


もっと早く釈放すれば良かったとの指摘もあります。確かに政府の判断が遅れたのではと感じます。

民主党の「政治主導」  外交も防衛もやはり官僚を使わず政治主導なのでしょうか。