福島県議の年収1000万円に見合った仕事を! | 熱闘! 政治家への道 ~元高校球児の夢~

福島県議の年収1000万円に見合った仕事を!

今日のアルバイトで昼食を摂った時刻が16時20分過ぎ。私の人生でここまで遅い昼食は久しぶりで、40を超えた体にはこたえました。
しかし、一緒に作業をした22歳と23歳の青年の動きは変わらず、区切りの良いところまで作業を終わらせるつもりでキビキビと仕事をしていました。聞けば、客都合の仕事なので昼食が夕方になることは珍しくないということでした。
私は今日のこの経験で、仕事と給料について、改めて考えました。
 
この仕事、私の時給は1,000円で、彼等正社員は残業代を含め月給与30万円前後を受け取っているようです。これを得るために、現場では走り回り、長い距離を運転しています。雨や雪、暑い寒いも関係なく、住居とトラックの間を何度も往復します。今日のように昼食が遅れたり、摂れたとしても5分で流し込み次の現場に向かう事もあります。ここまで働いて、残業代込みで30万円です。
 
片や、福島県議の場合、年収は約1,170万円(2017年度)ですが、定例議会が年4回で84日です。単純にこの日数で割ると日当13万9,000円になります。私は、やるべき本来の仕事量を考えると妥当性があると思っています。
  
福島県議は定例議会以外では常任員会の視察などで拘束されますが、他は県政の“調査・研究”を中心に充てられる事になっています。また、議会会期以外に時間がありますので、会社経営者として事業に関わる事も可能です。余談ですが、私は福島県議に会社を経営するような余裕はなく、議員専業であるべきだと思っています。
 
  
福島県議が一日あたり13万9,000円を得る正当性は、行政・予算のチェックや公約に掲げた政策につながる議会質問のために、どれだけ県政に関する“調査・研究”をするかにかかっています。そして、議員である以上、その“調査・研究”の成果を有権者に広く伝える必要があります。
 
しかし、福島県議会や各議員のホームページなど公開されている情報を見ると、議員報酬額の割には物足りなさを感じています。給与を支払い秘書を雇っていれば県政の調査研究や地元調査への本気度も測れますが、私は聞いたことがありません。
 
  
一般企業ならば、年収1,000万円を越えれば相応の結果と責任が求められます。しかし、現職福島県議の結果と責任は、はっきりしないのが現状です。『(結果と責任は)選挙で有権者に判断される』としても、低投票率で組織票に守られた現状を考えると、そうとも言い切れません。
 
   
私は、福島県議が行っている“調査・研究”や、それを元にした議会質問などの議会活動が有権者に伝わり、有権者の県政参加や投票判断できるように、もっと情報公開されるべきだと思います。誰でも参加できる定期報告会の開催や、自分の言葉を載せた政策ビラの配布、ホームページやSNSでの情報発信など、その方法は多くあります。
 
現職福島県議には、汗水を流しながら懸命に働いている方々を前にしても、年収1,000万円を得るだけの仕事をしている、と全ての県民に対して胸を張って言える政治活動をして欲しいと思います。
(以上)

→根本潤ホームページ「30年の仕事
 URL: https://nemo-jun.amebaownd.com/