芝居をはじめた頃
よく人の演技を見て、盗んだ。

いわゆる、パクりだ。

やり方なんて分からないから
とにかくパクっていた。

映画や舞台、テレビドラマを見て 

「この表現の時は、こうするんだ!
 あざーす、いただきますっ」

と、パクっていた。

過去形で書いているが
今でも人の作品、演技は
参考にさせて頂いている。

参考にさせて頂いている⁇

いや、今でも
バッキバキに、パクっている!

だが、今まで

誰かのマネしてるでしょ〜
だれだれっぽいね

と、言われたことはない。

あ、師匠のあおいさんぽいね
と言われたことはある。

これは、パクってるのではなく
ずっと隣りで見ていたので潜在意識レベルで
刷り込まれているので、あしからず。

似て非なるもの。

パクったところで、そうそう同じには
できない。
まんまパクろうと思っても
自分の感覚に転用しないとデキないので
結果、オリジナリティが生まれる。

だから、まずパクる。

三上は、現代において
新しいことやアイデアは
すでに出尽くしていると思っている。

テクノロジーですら、アイデアは
昔の漫画に描かれている。

応用や転用を繰り返して
新しいものを生み出す時代。

人と違うことをやろうと意識して
立ち止まるくらいなら
人の真似して進んだほうが良いと思う。

その先に

人とは違う世界が広がっているはずだ。

ぼくらは何者でもない

まずはパクることから、はじめよう!

自分のものになるまでは
借り物を続けていこうと思った
そんな朝です。

現状を肯定しながら
ぼくらの挑戦は続きます。