三上の田舎は、山中湖だ。

自然豊かなところで、住んでる人は
辿っていけば全員親戚なのではないかと
思うぐらいの小さな村だ。

そんな田舎で中学時代の三上は
東京の高校入学を企んだ。

先生に相談すると
こう言われた。

「どうせ無理だから、やめておけ。」

当時、三上の学力は中の上くらい。

田舎と東京の偏差値の差のことも考え
先生は、無理だと言ったんだと思う。

しかし、三上はこう思った。

「やってもないのに、なんで無理って
 お前が決めんだよ!
 上等だよ、やってやんよー
 なめんなっー!!」

まだまだ血気盛んな時期である。

それからガムシャラに勉強し
見事に合格。

そこから
以前ブログで書いた地獄の寮生活が
はじまるわけだが…

先生に、どうせ無理!
と言われたのに
なぜ、がんばれたんだろうと思う。

たぶん自信があったんだと思う。

合格する自信ではなく
合格に向けて挑戦する自信があった。

中学時代のバスケ部の経験からだと思うが
やり切る自信があった。

たとえ結果が出なくても
逃げずにがんばる時間は
自分を信じる力を得られることを知っていた。

先生は、もしかしたら誰かに
どうせ無理と言われ、自信を無くした経験が
あったのかもしれないと今では思う。

どうせ無理

とても簡単な言葉だ。

これを言えば何もしなくても済む
魔法の言葉だ。

しかし

人の自信と可能性を奪う
とても恐ろしい力を持った言葉でもある。

自信を無くした人は
他の人の自信を奪ってしまうことがある。

どうせ無理と思わずに
どうせ無理と言わずに

ぼくらの挑戦は続きます。