40歳を過ぎたおじさんが
小劇場をビジネスで捉えるために
勉強をはじめた。
それなりに経験し
それなりに努力した結果の今を
それなりに受け入れていた。
そのまま惰性で生きることもできた。
実際に何年間は惰性で生きていた。
ある日、残りの人生を考えた。
ある日突然
ふと、そんな事が頭をよぎった。
それなりに生きるには長い気がした。
これは
芝居しかやってこなかったおじさんが
ある日突然、生きることの意味を考え
小劇団連合化構想に至るまでの思考過程を
綴ったブログです。
勉強の過程で
コミュニティの存在に出会った。
人々は大なり小なり
コミュニティを形成して生きている。
コミュニティを理解することで
世の中の仕組みを理解してみる。
たとえば
芸能界というコミュニティを考えてみる。
近代芸能プロダクションは
「渡辺プロ」からはじまった。
50年代のロカビリーブームとともに
力をつけていった。
「渡辺プロ」がブッキングしていた
バンドの中に「スイングウエスト」
というバンドがあった。
メンバーには
堀威夫(堀プロ)
田邊昭知(田辺エージェンシー)
渡辺プロの軒先を借りてスタートした
「ジャニーズ事務所」
「渡辺プロ」から枝分かれして
いくつものプロダクションが誕生した。
テレビ業界も白黒からカラーになり
芸能界とともに発展していった。
時代はテレビとなり
広告代理店も発展していった。
互いにライバル関係で牽制しながらも
切磋琢磨し現在の芸能界という
コミュニティを形成していった。
大手事務所に所属していないと売れない。
成り立ちを見てみると
新規参入を許さない体制も
当然のように思える。
となると
自分たちが狙えるところは
メジャーではなくニッチしかない。
世の中の仕組みを理解するために
おじさんの勉強は続きます。