外組は
よく時代劇や立ち回りを
やっていると思われがちだが
人情喜劇をベースに和テイストな作品を
創っている。
あやまりや、忠臣蔵をモチーフにした物語。
わらいや、落語家一門の物語。
極悪河童譚、河童の物語。
そして、江戸火消しの物語…
外組其の伍
『火消しや』
動員数540名
お気づきだろうか?
外組其の参『極悪河童譚』
そして
外組其の伍『火消しや』
其の四は?
実は隠された、幻の作品が
ありません。
⁇
「四って縁起が悪いから飛ばそう!」
謎の中野の発言によって
其の四を飛ばしています。
そんな劇団ってある⁇
なので、本当は
其の伍が其の四で、其の六が其の伍で
其の七が其の
ややこしいっー!
「公演回数も増えるからイイよね!」
とも、中野は言っていた。
未だもって、謎である。
『火消しや』は喜楽の原案なしで
創ったはじめての作品だった。
ここから脚本家の倉吉智宏さんに
参加してもらい、新たなスタイルでの
外組の作品創りがはじまった。
何度も何度も書き直し
稽古でまた変更し
キャラクターや設定も二転三転。
手探り状態だったので倉吉さんには
めちゃめちゃ苦労をかけたのを覚えている。
倉吉先輩!
本当にありがとうございましたっ
そして、はじめて客演さんを迎えての
公演でもあった。
まず、客演さん達が驚くことがある。
外組は、稽古がなかなかはじまらない。
台本が、あって無いようなものなので
一回読んでは
あーでもない
こーでもない
「したら、とりあえず飲みに行く?」
飲みに行っては
あーでもない
こーでもない
「したら、とりあえず稽古でやってみよう!」
で、稽古して
「したら、とりあえず飲み行こう!」
前は、割りとこんな感じだった。
なので客演さんは、みな不安になり
だいたい三上に聞いてくる。
「これ、間に合います?」
三上は、こう答える。
「大丈夫だから。」
皆、それぞれペースがある。
外組はたまたま
夏休みの宿題を最終日に
まとめてやるタイプが集まってしまった
だけだ。
だが
現在はみんなオジサンなので
台詞が覚えられん!と、飲みにも行かずに
必死こいて稽古している。
人は、必要に迫られると変わるものだ。
そんなこんなで
倉吉さんはじめ、みんなの力をお借りして
なんとか好評のうちに公演を終えた。
だが
またまた新たな問題が外組を襲う…
最年長メンバー
亀さんの脱退である。

