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今でもそうなんだけど、

 

 

僕は・・人でなしだ。

 

 

これは卑下してるわけでもなく、

昂然(笑)たる事実なのだ。

 

本当の瞬間と言うものは本当に恐いもので・・

僕はその瞬間にきっと、

何もかも棄てて、自分一人で逃げ出す!

きっと・・逃げ出す。

 

なんでこんな話をするのかと言うと、

僕の中にある、上手く説明できない醜さを

もう一人では抱えきれなくなってしまったからなのかもしれない。

 

 

そんな僕の事を頼りにしてくれる

貴重な方々もこの世界にはいるもので・・

 

そんな人達の期待を裏切らない様に

僕は薄氷を踏む様に

注意深くしている。

正直に言うと、僕の正体がバレないように

必死で着飾っている。

 

・・

 

 

 

 

僕が40才位の時の話だが、

店の前を、ひとりの男が行ったり来たりしていた。

 

そして意を決したように店の扉を開けた!

 

 

 

 

 

見覚えある顔・・

 

 

 

僕が20代の時に勤めていた

床屋の店長だった。

当時駆け出しだった僕は、

彼に本当にお世話になった。

 

その後彼は、独立して

理容店のオーナーになり、

お店も繁盛し、

結構羽振りの良い生活を

送っていた。

 

・・

 

 

・・

 

 

 

 

 

OK!

 

正直に話そう!!

知り合いから聞いていたんだ!

僕は予め全て知っていた、

すべて予習済みだった、

それを知らないふうに装った、

大した役者だ、

そして芝居したんだ、

とても勇敢で、愛に満ちた天使みたいに。 

 

彼のお店がうまくいっていない事。

知り合いにお金を無心している事。

ギャンブルで散財した事。

奥さんと別れた事。

そして重要なのは

彼がアルコール中毒だって事。

 

その日の僕は信じられない位

よくしゃべった!

 

 

 

身振り手振り全開。。

まるで死神に・・

「お前喋り続けないと今すぐ殺すよ」!

そう宣告を受けた様に・・

命がけで話した・・

僕もお金がないんだ!

店が不景気なんだ!etc・・・・・

僕もあなたと同じくらい惨めなんだ・・

そんな類のことを・・

 

酷い話だ。

 

彼はそれを・・

 

 

やさしく聞いていた。

あの頃、

あんなに世話になった、

あの頃と同じ笑顔で。

 

 

 

そんな事もわからないくらい怯えていた僕は、

お願いだから僕を頼りにしないでくれ!

お金の無心は、よそでやってくれ!

僕の平穏を乱さないでくれ!

そう願いを込めて一生懸命

演説した。

 

今思うと彼は・・

 

そんなことこれっぽっちも

思っていなかった!

 

そういう事。。

 

ただ僕に会いに来てくれただけなんだ、

「元気か」?って・・

会いに来てくれたんだ。

 

僕は彼の事を

どれだけ傷つけたのだろう?

 

・・

 

帰り際、彼は連絡先を書いてくれた・・

震える手で必死に書いてくれた。

 

・・

 

 

「手ぶらで悪かったね、また今度飲もう」

そう言って彼は帰った。

そんな事言うのやめてくれ・・

 

なんて日なんだ・・

どうして来たんだよ。

何しに来たんだ。

僕にどうしろって言うんだ

 

 

・・・

 

・・

 

 

 

 

 

 

僕は・・彼が書いたメモを見て

愕然とした。

 

そのメモを、僕は一切理解できなかった!

 

僕は40年間も、いったいどこで何を

やってたんだ・・

 

なにを見て、

なにを聞いてきたんだ?

 

これから僕は何処へ

行けばいいんだ?

 

僕は何一つ成長していなかった。

 

いや、

 

何処に帰ってやり直せば、僕は、

この醜さを消すことが出来るのだろう?

 

僕の心の中を見通しているように

 

店の中でアルコールの匂いは

いつまでも亡霊の様にさまよっていた。

 

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