コロナなんか吹き飛ばせ! フェイズ4に向けてマーベル・ヒーローが立ち上がる! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

コロナなんか吹き飛ばせ! フェイズ4に向けてマーベル・ヒーローが立ち上がる!





マーベル・スタジオが2021年から23年までのラインナップを発表。同時に、マーベルの生みの親スタン・リーの言葉と共にこれまでのマーベル、そしてこれからのマーベルを紹介した3分の特別映像も解禁した。ラブ


2年前、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が世界中で大熱狂、全世界興収歴代1位を飾り(現在は『アバター』が中国での再上映大ヒットで再び首位交代)、11年続いた『アベンジャーズ』を見事に締めくくった「マーベル・シネマティック・ユニバース」。「インフィニティ・サーガ」(フェイズ1~3)のラストを飾ったトニー・スターク亡き世界でのスパイダーマンの独り立ちを描いた『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』も世界的に大ヒットした。

その後、ジェームズ・ガンとディズニーの決別危機や、スパイダーマンのMCU脱退危機を乗り越え、MCUはフェイズ4に突入。だが、2020年は突然のコロナパンデミックで世界の状況は一変。映画館からMCUヒーローの姿は消え、『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』で活躍の舞台は配信へと移した。しかし劇場の大スクリーンでこそヒーローの活躍を見たいもの。『ブラック・ウィドウ』がフェイズ4の劇場1発目のヒーローとして“若返って”戻ってくる。『アベンジャーズ』の物語はまだ終わってなかった。




 

2023年までは怒涛のラインナップで、判明しているタイトル数は11作品。年内公開予定作品は『ブラック・ウィドウ』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、そして『ノマドランド』でオスカー監督となったクロエ・ジャオがメガホンを取った『エターナルズ』。ソニー=マーベルからは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が今年を締めくくるMCU映画としてスイングしてくれる。7月から12月まで5ヶ月の間になんと4作品のマーベルヒーローが銀幕に戻ってくるのだ。爆  笑


『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台にした『エターナルズ』では、金髪のアンジェリーナ・ジョリーが剣を構える凛々しい姿が一瞬だけ映る映像をチラ見せ。近いうちにティーザートレーラーも解禁されるはずだ。




そして「とんでもないお祭り映画になりそう!」とファンの間で盛り上がっているのが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。本作は、『スパイダーマン2』のヴィラン=ドクター・オクトパス(ドック・オク)と、『アメイジング・スパイダーマン2』のヴィラン=エレクトロが登場する。同じキャラを別の俳優が演じるのではなく、それぞれアルフレッド・モリーナとジェイミー・フォックスが再演することでも話題になっているのだ。
びっくり

 

 

そもそもMCU入りする前のソニー=マーベル作品『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』と、MCU加入後の『スパイダーマン』のキャラクターが同一の世界で共演するのはありえないことだ(わさびドラえもんの世界にのぶ代ドラえもんが乱入してくるようなもの)。この禁じ手をどう破って2人のヴィランが登場するのかは分かっていないが、モリーナの発言によると『スパイダーマン2』のラストで川に沈んでいったドック・オクとして再登場するというのだ。監督のジョン・ワッツから「このユニバースでは本当に死んだ者はいないんだ」と言われてオファーを受けたようで、『キャプテン・マーベル』のサミュエル・L・ジャクソンのようにデジタル技術を使って17年前の姿に若返るという。前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のエンディングでJ・K・シモンズ演じるジョナ・ジェイムソンが突然現れて観客を驚かせたが、後にマーベルスタジオ社長のケヴィン・ファイギが「あれは同じ俳優が演じているだけで全くの別人」と公言。しかしユニバースが異なる2つのシリーズからの敵キャラを出す『スパイダーマン』がどこに向かおうとしているのか誰にも分からない。キョロキョロ

 

 

大手メディアはその信ぴょう性の薄い情報を追及しなかったが、ファンの間ではトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドも共演するのではという噂も絶えない。トム・ホランドは「2人との共演はない」と語っているが、公開までのサプライズとしてとりあえず否定している可能性もある。さらにはドクター・ストレンジまで登場するのだから、「とんでもないお祭り映画」とファンが騒ぐのも無理もない。傑作アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』ではマルチバースの世界でさまざまなスパイダーマンが登場したが、そのマルチバースをMCUでもついに実現させるのか。個人的には『アメイジング・スパイダーマン2』のラストの続きが観たかったので、ポール・ジアマッティ演じるライノも出してほしかったんですけどね。チュー




そして来年のMCU映画の先陣を切るのは『ドクター・ストレンジ:イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』。本作も“マルチバース”を取り入れ、ドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と密接に繋がった展開になるという。エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチも登場。『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督がメガホンを取る本作はコロナ禍で撮影が一時中断になったものの先日無事に終わり、現在ポストプロダクション中。




亡きチャドウィック・ボーズマンが演じたブラックパンサーを“継承”をするのは誰なのか。チャドウィックはデジタルで復活することはなく、主人公のいない異例の続編が制作されることになり世界中のファンの注目を集めている『ブラックパンサー2』の正式タイトルは『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』に決定した。応援上映なら誰もがスクリーンに向かってチャドウィックと一緒に叫んだ名ゼリフがそのままタイトルに起用され、SNS上では「最高のタイトル!」「天国のチャドウィックも喜んでいるはず」「なにこのタイトル、熱すぎる!」「邦題もそのままにするべき」といった声が続出。前作でアメコミ映画初のアカデミー賞作品賞にノミネートされたライアン・クーグラー監督が再びメガホンを取り、夏からいよいよ撮影スタート。
爆  笑




初のマーベル・ヒロイン単独デビューを飾った『キャプテン・マーベル』の続編タイトルは『ザ・マーベルズ』に決定した。キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースの親友マリア・ランボーの娘モニカが成長した姿で登場し、さらにパキスタン系の新ヒーローであるカラマ・カーン=ミズ・マーベルが参戦。憧れの存在であるキャプテン・マーベルと共に世界の危機を救うために戦う。タイトルは「2人のマーベル」にかけたものだ。監督はリブート版『キャンディマン』の新鋭ニア・ダコスタが抜擢された。




まさかの第4弾制作が決まった『ソー:ラブ・アンド・サンダー』は、DCでゴッサムの敵と闘ってきた元ダークナイトのクリスチャン・ベイルがソーの最大の敵として知られるゴル・ザ・ゴッド・ブッチャーを演じ、ヒロインのジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)が女ソーとして再登場。さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスター・ロードや、ゼウス役のラッセル・クロウ、マット・デイモンもカメオ出演で参戦するという最高のお祭りワッショイ映画になる。監督は前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティが続投。




サノスが指パッチンで生命体の半分を消し去った世界を元に戻すタイム泥棒計画の“提案者”でもあるMCU史上最小ヒーロー、アントマンも3度帰ってくる。 『アントマン・アンド・ワスプ:クアントゥマニア』では主人公スコットのポール・ラッド、相棒ワスプ=エヴァンジェリン・リリー、ハンク・ピム博士=マイケル・ダグラス、初代ワスプことジャネット=ミシェル・ファイファーの主要メンバーが続投。監督もペイトン・リードが引き続き務める。スコットの娘キャシー役は『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではエマ・ファーマンが演じていたが、新たに『名探偵ピカチュウ』『ザ・スイッチ』のキャスリン・ニュートンが起用された。次なる敵はジョンサン・メジャーズが演じる制服者カーン! 今月よりロンドンで撮影スタート。




過去のTwitterでの問題発言でディズニーから一度クビにされたもののその後和解し、ジェームズ・ガン監督がめでたくMCU復帰する6年ぶりのシリーズ新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は2023年5月5日公開。ガン監督は「Disney+」配信用オリジナル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』も並行して制作。その前にガンは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でひと暴れする。米版トレーラーでは「2023年5月」になっているが日本版だと「2023年4月」と表記されている。つまり米国公開より先行上映されること? ファンとしては嬉しいサプライズ情報だ(まだ2年先だが)。




そして映像の最後に映し出される「4」は、本家マーベルに里帰りしてついにMCU入りする『ファンタスティック・フォー』だ。これまで4度映画化されてきたF4。今度こそ“真打ち”になるであろうMCU版『F4』のメガホンを託されたのはトム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズのジョン・ワッツ。青春ドラマの要素もある作品だけにワッツ監督の人選は納得だ。他にも、FOX=マーベルで大暴れしてきた『デッドプール』もMCU入りがほぼ確定(“ほぼ”と書いているのはマーベルスタジオからオフィシャルの発表がまだないことと、他のマーベル作品と違って第四の壁を壊しまくるデッドプールなので何が起こるか予想できないから:
)。新生『X-MEN』も水面下でMCUとの合流計画が進行している。NEXTアベンジャーズでの全員集合!はもう少し先になりそうだが、MCUのファンは首を長くして待ち続けるだろう。

 

 

 

 

MCUは紹介した作品以外も企画中だ。

The Hollywood Reporterが『キャプテン・アメリカ』第4弾が企画されていると報じた。ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の脚本家マルコム・スペルマンとダラン・ムッソンが共同で脚本を執筆するという。監督は決まっておらず、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で勇退したキャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスの復帰も不明。おそらく『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で誕生した2代目キャプテン・アメリカをメインにした4作目になるだろうと言われている。今年に入ってからエヴァンスがキャプテン・アメリカ役でMCUに復帰すると報じられたが、本人は「それは初耳だ」と否定している。

また今年2月には「Disney+」用配信ドラマシリーズとして、『ブラックパンサー』の舞台にもなったワカンダを題材にしたスピンオフシリーズの制作を米ディズニーが発表。『ブラックパンサー』を監督したライアン・クーグラーと契約は交わしているとのことだが、クーグラー自身がメガホンを取るかは不明。まだ企画の初期段階なので、『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』を先に制作してからドラマシリーズに取り掛かるようだ。『ブラックパンサー』ユニバースも拡大中。


 

 




2021年~23年「マーベル・シネマティック・ユニバース」公開スケジュール
※『ブラックパンサー』から『エターナルズ』までは日米同時公開
※『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』以降はすべて米国公開日
※『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』以降はすべて原題表記で邦題未定


2021年
7月9日     『ブラック・ウィドウ』
9月3日     『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
11月5日   『エターナルズ』
12月17日  『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 

 

2022年
3月25日   『ドクター・ストレンジ:イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』
5月6日    『ソー:ラブ・アンド・サンダー』
7月8日    『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』
11月11日  『ザ・マーベルズ』

 

2023年
2月17日  『アントマン・アンド・ワスプ:クアントゥマニア』
5月5日     『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』(日本公開は4月?)

公開日未定 『ファンタスティック・フォー』



今後のコロナ禍の影響などでこの公開スケジュールも若干の変更が生じるかもしれないが、押し寄せるラインナップにマーベルファンは眠れない日が続きそうだ。

 

 


 

 

 

 

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