【ピラティス通信】人間が持つカーブの力学 | 演奏と体/演奏家/横浜/ピラティス

【ピラティス通信】人間が持つカーブの力学

 

~ブレないカラダにブレないココロ~をテーマに、演奏家・パフォーマーをはじめ さまざまな方のために横浜市青葉区でピラティス

人気教室を展開しているピラティス・ボディデザインの主宰者 

西 章江(Akie)です。

 

おはようございます。

9月になりました。8月は雨の多いお天気が続きましたね。9月は夏の暑さの名残があるものの季節の変わり目で気温差も大きくなってきます。夏の疲れを徐々に癒して季節の変化に慣れていってくださいね。

 

【人間が持つカーブの力学】

 

私達が理想としている姿勢とはどんな状態でしょうか?今一度復習です。 横を向いて立ったときに、耳ー肩ー骨盤大転子(だいてんし)-ひざ関節の中心ーくるぶしまでがタテ1本のラインになる状態です。実際にこの姿勢をとってみると重心位置が意外と後ろ気味だな、と感じる方もいるかもしれません。最近は肩が前に巻き込んでいる人が多いです。なので、肩のラインが正常位置に来ると胸が広がり呼吸もしやすくなりますよ。

 

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では背骨の状態はどうなっているのか横から見てみましょう。

 

理想の背骨の形はS字カーブと言われていますよね。

直立歩行に進化したヒトの背骨は重力や外からの力を逃がすためにカーブ構造になっているのですね。四つ足の動物の背骨にS字カーブはありません。

このカーブがなくなると衝撃を直接 首や腰、そして場合によっては膝などに受けてしまいます。きれいなS字構造を支えることができると、背骨と背骨の間の関節や、椎間板をつぶすことはありませんよ。重心位置はちょうど腰のカーブに乗るようにします。胸に重心位置があるとどうしても胸・背中の筋肉が硬くなってしまうので気をつけましょう!

 

そして忘れてならないのが、足を構成している親指・小指・かかとのラインを結んだ点による3つのアーチ(カーブ)構造です。

 

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みなさん、歩いているときの足裏の感じを思い出してください。ベタベタと足裏全体が硬くて一枚の板のようになった歩き方をしていたり、足の人差し指の下の皮膚が硬くなっていたりする場合は足のアーチが崩れているサインです。

足裏は普通に歩いているときでも体重の1.2倍、走ると3倍、ジャンプは6倍の負荷がかかると言われています。

アーチがない状態だと、歩いたときの衝撃を緩和することができないので、膝や腰の痛み、肩こり、頭痛だけでなくむくみ、冷え、下半身の体型の崩れ、外反母趾などの足のトラブル、・・・等など様々なトラブルが出てしまいます。

 

人が本来持つ骨格構造のカーブは、衝撃を和らげるため、バランスをとるための力学なのですね。

 

背骨のS字カーブだけでなく、足のカーブも意識してカーブを維持できているか、指先までしっかり使えているかどうかチェックしてみてくださいね。

 

イラストをお借りしました

http://kenkou100year.com/sjicurve-134

http://www.bi-plus.jp/weight-training/curve-of-spine.html

http://nalu76.com/%E8%B6%B3%E5%BA%95%E7%AD%8B%E8%86%9C%E7%82%8E%E3%80%80%E8%B6%B3%E8%A3%8F%E3%80%80%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%81%A8%E3%80%80%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82/

 

 

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