「つれづれ句日記」

2024/8/12(月曜)

陽の昇り/けふも暑きと/思ふにも

くま蟬も/あぶら蟬もと/朝よりや

朝日にと/臭木(くさぎ)の花の/白く映へ

暑ければ/くま蟬鳴くや/勢ひて

朝からに/つくつく法師(ほうし)の/鳴くを聴き

新しき/夏芽出(い)づるに/馬酔木(あしび)はと

突然に/部屋の隅より/大百足(おおむかで)

百足(むかで)とて/命なりけり/放生(ほうじょう)に

風通る/身に受くるにと/秋をとぞ

便りには/凌霄蔓(のうぜんかずら)の/絵もあると

まず咲きて/凌霄蔓や/二度咲(にどさ)きと

とんぼ(蜻蛉)飛び/林吹き抜く/秋の風

秋に實の/あけび(木通)の花や/これかとぞ

夕べにと/南の空や/六日月(むいかづき)

上弦に/少し足らずに/六日月

夕陽にと/遠き干潟(ひがた)や/続くには

岩手にと/水溢(あふ)るるや/龍泉洞

秋田駅/仙台駅も/改札を

遠きにも/共に見るには/半月(はんげつ)を

オーロラに/ペルセウス座の/流星群