こんなペースでブログをアップするのは10年ぶり以上だと思うのだが、誰かに伝えたいという気持ちがなぜか大きくなったので今日も書くことにする。
バイクで気軽に行けるカフェを探していたらヒットしたのが、大阪府唯一の村である千早赤阪村の
ベースカフェワイルドキッズ85(BASE CAFE WILD KIDS 85)
というこのお店。
私のいる大阪市の西の方の場所から言えば、富田林とか松原市より山沿いにあるこの村に、昨年できたシャレたお店があるというので行くことにしたのだが、そこそこ遠く大阪市内のお店とは勝手が違う。
とはいっても、30キロ少々なのでプチツーリングを楽しんだ後のコーヒーブレイクと考えればちょうどいい距離なのかも知れない。
店に近づくにつれて、道路のアップダウンが大きくなり、元々の地形は知る由もないが、結構苦戦して道路が作られたのだと想像する。
山登り的な状況から、急に団地的な景色に変わったところにこの店はある。
店構えを見た瞬間に嬉しくなるのは、駐車場がガレージであり、私の人生史上ガレージにバイクを停めて珈琲を飲んだのは初めてで、行った日がにわか雨が降ったので喜びも増し増しであった。
そのガレージにはオーナーのV-MAXやニンジャが停められており、店のドアを開けるのに高揚感が出てきた。
店のドアを開ければ、更に古いV-MAXとスーパーカブが出迎えてくれた。
奥に入れば、カウンター席、ソファー席にテーブル席、更にはモンキー席(笑)まであって、どこに座ろうか迷ってしまう。
更によく見ればガレージを観覧できる席もあって、常識的にライダーズカフェにこれ以上求めるものはない感じである。
店は中古住宅を改装らしいのだが、店舗部分は新築にしか見えない完成度で、何の不満もないというか次々と満足な印象が沸き起こる感じである。
メニューを見ながら、お約束のようにカレーと食後のアイスコーヒーを頼んでしばらくすれば、きれいに盛り付けらえた美味しいカレーが登場した。
食べ終わればアイスコーヒーが登場したのだが、大げさではなく正直な話、60年以上生きてきたもののビールで言えば中ジョッキと大ジョッキの間くらいであろうか、量的には初めての体験のボリュームである。
真夏の気温なので、ごくごく飲んでもすぐになくならないのはいい感じである。
驚くべきはその価格で、会計の時に値段を確認したくらいの値段で、カレーと珈琲でなんと
800円
であった。
物価高で、ランチも普通に1000円越えが珍しい中、食後のコーヒーまでついてこの価格である。
店までのツーリングが楽しめて、激安のランチがむっちゃきれいなお店で食べられて、ガレージに置いてきぼりのバイクの方も屋根付きに喜んでいるように見える。
元々関東で働いていたご夫婦が大阪で商売をやろうとお店を開いたとの事だったので、この本気の店構えやメニューを見ながら、心の底から応援したい店となった。
初めての入店でステッカーをいただいたが、普段ステッカーを張らない私ではあるものの、感謝の気持ちを込めて左のスイングアームにしっかりと貼らせていただいた。
心よりこの店のご繁盛を祈っております。










