新聞を読んでもテレビを見ても、相当なボリュームでコロナ関連の報道を目にするようになって結構な時間がたったような気がする。
かなりうんざりしている人も多いとは思うが、若干収束傾向であるとはいえ、現在進行形の人類の生命に対する危機であり、資本主義経済に歴史的な急ブレーキをかける状況であるので報道しなければならない報道機関の役割は理解するが、一定の危機感を伝えてくれたら、出来ることならコロナ以外の明るいニュースももっと沢山見たいと感じる。
今やコロナといえばすっかり嫌なイメージになってしまったが、そもそもは皆既日食の時に影を作っている月の周りにリング状に太陽が光る現象を意味する言葉であり、ポジティブなイメージの単語で、ファンヒーターやエアコンなんかのメーカーである株式会社コロナやコロナビールなどあやかった名称も多い単語である。
私の年代で、コロナが大流行という文字を見ると連想するのはトヨタコロナという車の販売好調みたいなイメージで、現在の状況とはかけ離れてしまったりもする。
専門家ではないので正確にはわからないが、世界全体的にコロナという感染症がどうかはともかく、最上段に構えたコロナウイルス感染症対策については、徐々にトーンダウンの報道も増え始め、この騒ぎの終息も近いかなと楽観的に考える人も多いのではないだろうか。
飛沫感染が主であるといわれるコロナウイルスは、人との接触を減らすことが感染防止の対策と言われ、居酒屋に行かないくらいの対策ならどうということはないのだが、テレビ会議への移行や時差通勤、更にテレワークなど我々労働者への影響が相当大きい。
私の職業的には仕事量が減ってしまったし、そんな人もたくさんいるかとは思うが、娘の会社は創設以来の忙しさに見舞われており、休みもほとんどなくここ数か月を推移しているらしい。
多少の残業手当は出るようだが、激増した業務量に見合う給料が出ている様子もなく、気力で頑張っているようにも感じるものの、目が輝いておりこのコロナ騒ぎに娘は娘なりに立ち向かっているようで頼もしい。
そんな、少し多めに給料をもらっているであろう娘から紫陽花が届いたので玄関に飾った。
道路脇とかに咲く紫陽花は毎年見てきたが、こんなに奇麗に元気よい姿を見せてくれる紫陽花は初めて見るような気もする。
小さなころは飛ぶ蝶々も怖がっていた娘だが、恐ろしいほどたくましく育ってくれて力強い限りである。
・・・おの・・・

