高知に生まれ育ち、大阪の家に家族を残し、和歌山に単身赴任している私としては、高校野球ではまず高知を大いに応援し、長男の出身校も何度となく出たことがある大阪を、そして今いる和歌山を応援したりもする今日この頃だったりする。

しかしながら、高知の明徳義塾と大阪の東大阪大柏原が8日目に破れてしまい、智弁和歌山も11日目の昨日破れて、残念ながら今大会では応援するチームがなくなってしまった感がある。

3校の中で最後まで残った智弁和歌山を応援しながらちょっと気になることがあった。

毎日の高校野球のニュースなんかを見ていれば、不思議と結構智弁を取り上げる話題も多く、試合も何故だか多いように感じた。

少々ネタバレっぽいものの、今大会に出場している智弁という学校は和歌山のほか奈良にもあり、ユニホームもそっくりなので、それを知らずに智弁は和歌山だと信じていたのだ。

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奈良の人には失礼かもしれないが、和歌山で生活を始める前でも智弁といえば和歌山のイメージがあり、そっくりのユニホームと学校名のチームが奈良にあることは意識してなかった。

ネットで調べれば学校法人智辯学園は、辯天宗によって創設された近畿地方で3つの学校を経営する学校法人で、高校野球の規定で智弁と表示されるが正式な学校名は智辯であり、智辯学園五條校(奈良県)、智辯学園和歌山校(和歌山市)のほか、智辯学園奈良カレッジという学校も経営しているらしい。

智辯学園五條校が春夏合わせて23回甲子園に出場しているのに対して、智辯学園和歌山校が29回出場というのだから、どちらも引けをとらない高校野球強豪高校だ。

これほど似たユニホームなら決勝戦で対決なんていうことになれば、さぞかし楽しい試合になるだろうと思ったところ、決勝戦ではないものの第84回全国高等学校野球選手権大会(2002年夏)の3回戦でこの夢のカードが実現したというから、智弁だらけの試合に同校関係者は大いに喜んだことではなかろうか。

高校野球も長年見ているが、応援するチーム以外には興味がまるでなかったせいか、智弁という強豪校が2つもあることに今年初めて気付いてしまった。


 ・・・おの・・・