先月31日、大阪府泉南市立砂川小学校で、1年生の男児が一般開放のプールで溺れて亡くなってしまう事故が起こったのだが、監視員の体制について不備が指摘され近畿地方を中心に報道が続いている。
事故のあったプールには泉南市の教育委員会から監視などを委託されていたビル管理会社
ダイショウコーポレーション
が監視員を配置させていたが、その監視員の管理が極めてずさんであり、事故数日前には監視員が少ないとの苦情が市教委にも入れられていたにも関わらず事故が起こってしまったようだ。
ダイショウコーポレーション
が監視員を配置させていたが、その監視員の管理が極めてずさんであり、事故数日前には監視員が少ないとの苦情が市教委にも入れられていたにも関わらず事故が起こってしまったようだ。
報道によれば、市は同社と計8人で監視業務を行う契約をしていたが、同社は事故当日2名の監視員が欠勤したため、6人で業務を開始したため、25メートルプールには本来は4人のところを1人しか配置せず、その1人がロッカーのカギを修理するために管理室に行っていた間に、男児が溺れたという。
大阪府警がこの業者などを業務上過失致死の疑いで捜査しているが、この業者は2002年にも同市の小学校で監視業務を行っていた際、幼稚園児が溺れて心肺停止状態(後で回復)になるという事故も体験している。

私もプールの監視員は経験したことがあるのだが、足のつくプールなら調子が悪くなれば立てばいいと簡単に考えていても、本当に浅い場所で溺れてしまう人がいるのを目の当たりにしたことがある。
最も酷かったのは、3歳くらいの子どもだっただろうか、母親と1メートルくらいしか離れていない場所の水深が20か30センチほどの場所で、母親が友だちとの話に夢中になっていた時に足を滑らせたのか水に顔まで浸かり、手足をバタバタさせるものの一向に立ち上がる気配がなく、慌てて助けに行って事なきを得た。
このプールでは時々死にも至る事故が発生しており、社長も小さな子供の場合、親が目を離した隙に溺れてしまうことがあると時々口にしていたが、まさしくその通りの事が私の目の前で起こり、近くにいた母親も余りの出来事に驚いていた。
まだまだ暑い日が多く、子供さんとプールや海に行く機会がある人もいるとは思うが、いい思い出だけを作っていただきたい。
※画像は多くの遊泳者で賑わう今年の夏の和歌山片男波(かたおなみ)海水浴場である。
・・・おの・・・