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1970年代終盤にホンダとカワサキから発売されたモンスターバイクがKZ1300とCBX1000である。
何故か国内販売は750CCまでという自主規制みたいなのがあったようだが、好きな人は当時流行だった逆輸入という方法で750CCを超えるバイクを買っていた。
国内で販売は駄目だけど逆輸入なら良いという、いかにも日本のお役所的規制だった。

写真を見れば判るが、圧倒的に大きなサイズのエンジンである。
排気量のせいではなく6気筒という、今でも採用されない贅沢なエンジンをバイクに採用した結果である。
私の知っている限り6気筒エンジンのバイクはこの2台だけである。
カワサキが水冷を採用したがホンダは空冷で、その他細かい仕様の違いは良く判らない。
基本的なスペックは105PS / 9,000rpm 8.6kgm / 8,000rpm 重量247kg 空冷4サイクル並列6気筒DOHC4バルブ チェーン駆動で1979年がデビューらしい。

日本製バイクでは最高峰の値段と取れない大型免許、国内販売が無いという買えない大きな要素が3つもあってどうやったら買えるのかなど考えた事も無いが、私が見てきたバイクの中ではステータス的な1台だ。
今でも6気筒エンジンはバイクに載せていないので、技術の凌ぎあいというか企業イメージ戦略というかホンダとカワサキの間で少々背伸びした意地の張り合いみたいなものがあったのだろう。

私と同年代だろうか、このバイクを念願かなって購入したと嬉しそうに書き込んでいるサイトもちらほらある。
しかし、本当に買ってしまえばスペア部品の確保やセッティングが難しいキャブレター、こけると張り出したエンジンに衝撃が加わる構造など、困難な問題も多いと思う。

けどやっぱり乗ってみたいなぁ・・・・・

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