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少年の頃、最もたくさん買った自動車のプラモデルはフェアレディーZであることは間違いない。
プロジェクトXでも特集していたが、美しいスタイリングに高性能を兼ね備え当事100万円程度の、スポーツカーとしては安価な価格で販売されたこの車は、人気も高くアメリカなどで好調に販売されたが、一部からプアマンズポルシェ(貧乏人のポルシェ)と酷評もされた。
トヨタ2000GTが設計者も買えないような高価格で小数生産されたのに較べて、この車は量産されており、北米を中心に絶大な人気を誇り、国内では大人のみならず子供にも大変人気があった。

1969年10月クローズボディのファストバックスタイルでデビューのが、初代フェアレディZ(S30)である。
当初、国内で発売されていたZは2L直6SOHCのL20型(130PS)エンジン搭載のZやZLと、直6気筒DOHC24バルブS20型(160PS)を積むZ432だけだったが、1971年輸出専用だった2.4L直列6気筒SOHCのL24型(150PS/5600rpm、21.0kgm/4800rpm)を搭載した240Zが、国内でも販売開始された。

私が最も好きな240ZGもこのエンジンを積みメカ的には、L20に代わって、2.4LSUツインキャブのL24を搭載したというだけだったが、1トンそこそこのボディに21.0kgmの大トルクがもたらす走りは豪快そのもの。
240Zにエアロダイナ・ノーズ(Gノーズ)、オーバーフェンダーなどを装備されたのが240ZGである。
早い、安い、綺麗、で人気が高いだけでなく、サーキットでも活躍した。
安いといっても高所得層の車好きなら日本人でも買える程度の安さで、普通に仕事をしている車好きの若者ごときの買える車ではなかった。

フェアレディー240ZG自体は見たことがあるかどうか判らないが、普通のフェアレディーは知り合いの知り合い位には持っている人が何人かおり、良くエンジン等を見せてもらったような気がする。
普通のZにGノーズを取り付けてZG風にする改造が流行っていたので、私が見たZG風のフェアレディーは改造されたプアマンズZGだったかも知れない。

乗ってみたいなぁ・・・

参考までに現在販売されているフェアレディーZは3500ccで
294PS/6400rpm、35.7kgm/4800rpm
のスペックで、値もネット値という昔の車から言えば15パーセントほど数字が上がりにくい計測方法なので、現在の物のほうが性能的にははるかに上と言う事になる。

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