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やるしかない!
山は動いた!
マドンナ旋風!
等流行語ともなった数々の名言を作った元日本社会党党首、土井たか子が今回の選挙で比例区のみで立候補した。
以前の選挙で選挙区で破れ、その後追い風も吹かなかったことから選挙区で戦う事を諦めたかどうかは知らないが、比例区も順位が5位と今の社民党では当選不可能な順位であり、事実上国政から退く覚悟であろう。
絶好調だったのは80年代後半から90年代中盤くらいまでであっただろうか、参議院選で改選議前の倍以上の議席を確保して、参議院では与野党逆転が起こり土井たか子が首相に指名された。
衆議院は海部を指名して、結局首相には海部がなるわけだが、当事の土井たか子や社会党には物凄い勢いを感じた。

戦後の自民党による長期安定政権がついに脅かされそうな事態となり、個人的に社会党が好きなのではないが、当事の自民党の悪政改革のバネになればと応援した事がある。
やがて山は本当に動き、平成6年には社会党の村山政権が本当に誕生する事になった。
「自衛隊は合憲である。」
と、社会党が頑なに否定してきた自衛隊を総理になった途端に合憲と言った村山総理や党の方針に少なからず疑問を感じる人は多かったが、そう言っている村山総理の表情はご満悦そのものだった。

選挙での惨敗や社民党への移行、辻元議員の秘書給与事件などもあって、総理は出したものの尻すぼみを続けて党は衰退していく事となる。

力強く消費税や自衛隊に反対を唱えていた、あの頃の土井たか子は本当に光っていた。

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