
リードも販売は好調だったようで、このリードで何代目になるか判らないが、スクーターブームに登場して非常に息の長いバイクとなった。
今ではパッソルもベルーガもキャロットも無いが、リードは次々とモデルチェンジして今でも売っているから凄い。
中古で買ったが、無難で丈夫なバイクだった。
ただ2回このバイクでトラぶった事がある。
1回目は会社から自宅に帰る途中、突然スピードが出ないというより駆動力が車輪に伝わらなくなってしまった。
エンジンは良く回っているのに動かないのだ。
駆動ベルトが切れたようで、この時はバイクも乗ると快適だが押すと地獄のようだと思い知った。
家までの約5キロを押して帰ることとなった。
2回目はこのバイクでツーリングをしようと考えて走っていると、突然エンジンがパワーダウンしてきた。
誤魔化しながら走ったがスピードが出なくなってとうとう止まってしまった。
家から数十キロ離れていたので押して帰るわけにもいかず、最寄のバイク屋に見てもらうとマフラーが煤?で完全に詰まっている事が判り、掃除してもらうと簡単に復旧した。
5年程乗ったある日、全体に修理しなければならない場所が増えてきたので次のバイクにバトンタッチする事になった。
当たりがよければ90キロ以上出るらしいこのリード80も、車齢と私の体重のせいで60キロしか出なかった。