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今では知らない人のほうが多いかもしれないが、その昔大ブレークしたのがこのヤマハパッソル。
ファミリーバイクも当事は車体をまたぐオートバイ的車体が多かったのが、ファミリーバイクがスーパーカブからチャッピーやシャリーといったオバちゃんバイクへ、そしてこのスクータータイプへと変わっていった。

車体をまたがなくて良い気軽さと、フラットな床を持つ独特のデザインであっという間に日本中をスクーターブームが駆け巡った。
少し金のある奴は、ワンランク上のパッソーラという高級機種に乗ったが、一般的にはパッソルだった。
ウインカーもガソリンタンクの蓋も片手で外せる手軽さのお陰で、ウインカーなんかしょっちゅう盗まれて無くなっていた。

ミニバイクのシェアの30パーセント以上は占めていたと思われるが、最近では見ることは無い。
とにかく便利だった記憶がある。
このバイク以降、バイク市場はスクーターというカテゴリーを持つこととなる。
パッソル以前にもスクーターはあったが、小さく軽い車体と、両輪ハンドブレーキ、ギヤチェンジ不要、中央部が膨らみを持たない完全フラットの床などが受けた理由だと思う。