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科目指導×探究学習の専門で、大学受験と中学受験を中心に指導を行っております。
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本日は、2025年度大学入試についてお話しします。

2025年度入試(現高校3年生の受験)から新課程入試が始まります。
今までの入試との変更点をお伝えします。大きく変更がある科目は、「国語」「数学ⅡB」「社会」です。さらに新教科として「情報Ⅰ」が加わります。1つずつ見ていきましょう。
 国語は「近代以降の文章」に大問が1つ追加されて、現代文3問(110点)、古文1問(45点)、漢文1問(45点)の構成に変化します。さらに試験時間も80分から90分に変化します。
 数学ⅡBは「数学ⅡBC」の1科目になります。数学Bの「数列」と「統計的な推測」、数学Cの「ベクトル」と「平面上の曲線と複素数平面」の4問から3問選択することになります。試験時間も60分から70分に変化します。
 社会は「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「地理総合、地理探究」「公共、倫理」「公共、政治・経済」「地理総合、歴史総合、公共」の6科目から最大2科目選択になります。同時に取れない科目の組み合わせがありますので、間違わないように気をつけてください。
 そして新科目の情報Ⅰです。現在の情報では、国立大学は「情報Ⅰ」を原則として課すとなっております。ですが、得点には入れない、ボーダーのときのみ使用するといった大学も多々見られます。公立大学、私立大学は課さない大学も多く見受けられます。新設の教科ですので、生徒様が志望する大学の情報を常に見ておくようにしてください。

 さらに現行教育課程履修者への移行措置、いわゆる旧課程措置と呼ばれるものについてです。既卒生は旧課程履修者への経過措置がとられます。旧課程で履修した受験生に振りが生じないように作らている措置になります。対象科目は「数学」「地歴公民」「情報」になります。それ以外の科目は、新課程と同じ問題になります。ただし理科に関しましては、指導要領や教科書で扱いが異なる内容に関して、必要に応じて選択解答問題を出題する可能性があると発表されています。
 とはいえ、既卒生だからと言って、安易に旧課程措置を選択しないようにしてほしいと私は考えています。実際に施策問題や模試等を解いた上で、判断をしていただきたいです。

全メンバーの生徒様、全員の合格を願っております。