2023年に我が家の三兄弟の長男が中学受験をしました。

年長さんの時に田中ビネー知能検査VでIQ136、2年生の時にWISC-Ⅳで同じくIQ136の高IQ児。

無対策で受けたSAPIX入室テストで

超絶ギリギリ合格、新4年生最下位アルファベットクラスからのスタート。

親として伴走した当時の記憶を呼び起こしつつ、中学受験の体験を書いています。

(一部、仮称などを用いています)

私自身、皆様のブログ情報でとても助けられました。

ですので、今度はどなたかのお役に立てればとの思いで、学校説明会に参加した際の内容や、受験お役立ち情報なども織り交ぜていければと思います。


立体切断が苦手なお子さんにオススメ。

イメージしやすくなります。


立体を組み立てて体感しながら学ぶ教材。


過去問のお供に超オススメ。

残り時間を把握しやすく時間配分にの訓練になります。

テキスト整理に超オススメ。

簡単操作でラベルが作れます。




高IQだと成績が良い。


…と思われている方もいらっしゃるかと思います。

が、高IQの子を実際に育てていて

必ずしもそうではない、と思うこともしばしばあります。


と言いますのも

我が家の長男、ケアレスミスが多い。

正確には「多かった」と表現するべきでしょうが、SAPIXに通っている3年間、数々のテストで

もったいないミスを連発していました。

テストが終わって解き直しをしたら、しょうもないミスで数十点取りこぼししているなんてザラ。


6年生11月にあった2回目の保護者面談では、そのことについて指摘がありました。


「計算ミスが多い」

「問題の読み間違いが多い」

「読み飛ばしてるんですかね」

「そもそも問題読んでるのかな?と思うこともあります」


と。

なんだそれ。

ひっど。

問題読まずに解くってどういうこと?

さっぱり意味が分からん…



先生が仰るには

問題を解かせて、解説を始めた途端に長男の

「あぁ〜〜……ゲッソリ

という「やっちまった」的な声が聞こえてくるので

「あ、また読まずにやったな」

と思うのだとか。


さすが先生。

よく分かってらっしゃる。


で、先生が

「長男くんは焦りすぎ」

「速けりゃいいってもんじゃない」

「キミはもう少し慎重にやらないと」

と毎度言い聞かせてくださるそうなのですが

言われた直後にまたやる。


ちょっとは学習しろと思ってしまうのですが

このもったいないミスで、どれだけ損してきたんだろう…


この辺り、大規模校舎だったとしたら

ひとつ漢字間違いがあっただけでブロック落ち、なんていう経験も日常的に味わっているので

1点の重みを嫌という程感じているのでしょうけれど

結局最後の最後まで、そこは課題になったままでした。


それと

算数の成績がガタガタ落ちた時期があったのですが、本人に聞いたら

「時間短縮の為に途中の計算式を書かずに頭の中でやっちゃった」

「だって頭で計算したものを文字にするのがもどかしくて」

「頭の中の計算に、手が追いつかないんだよ」

って…

お〜い……


頭の回転は確かに速いんです。

そして閃きもある。

謎解きなんかをやらせると、その能力の高さに毎回驚かされる。


でも、ADHD的な感じなのか、

私から見ると

常に何かに追い立てられているみたいで

頭の中が多動なんじゃないかと思う程に

とにかく落ち着きが無いんです…。


何度も「もしや?」と思って受診したけれど、診断名も付かず、「個性の範疇」と言われ、

「万が一、多動だったとしても、そういった傾向は高学年になったら落ち着きます。でも不注意っぽい感じは多少残るかも」

って…


中学生になった今。

不注意、思いっきりありますわ…。


この辺りはもう、持って生まれた性格なんだと思うんです。

自分で気付いて自分が困らないように自分で対策を考えていく

ということをしない限りは改善しないと思うんですよね。


長男、既に自分の傾向や行動パターンに気付いているんですよ。

受験勉強を通しての気付きもかなりあった模様。

でもまだ何かしらの対策を立てる所までは行っていないです。

中学校に入学して、中間テスト、期末テストとありましたが

やっぱりチョロチョロとしょうもないミスをしています。


これさえ無ければ入試だって別な結果が出ていたのかもしれない。

今言ってもしかたのないことなんでしょうけど。

特性が邪魔しているんですよね…。


むしろ、IQが高いが故に油断したり、舐めてかかったり、自己流に走ろうとしたり…

弊害も沢山あるんですわ。



これまであまりブログに登場しなかった次男。

この子はバッチリ特性があります。

次男のIQは125。

長男ほどではありませんが、高IQの部類に入ります。

発達凸凹なので、得意不得意の差が激しい。

記憶力に関しては長男以上。

ハイパーレクシアに当てはまる程の、活字オタク。

2歳くらいの頃から小学校高学年で習う程度の漢字はしっかり読んでいたし、地理分野や歴史分野については長男も驚く程の知識量。


ですが

苦手なことはとことん苦手。

長男が好んでやっている公文の計算の羅列みたいなことが本当に苦手。

人から何かを「やりなさい」と強制されるのが大嫌い。

めっちゃくちゃ頭が良くて知識量もハンパなく、天才肌にも関わらず、気分屋なので

学校のテストの成績はバラツキが酷い…。


長男と次男を見比べると

「頭の良さって一体何なんだろう」と思うんです。


そりゃ成績が良い→頭が良い

ということになるんでしょうし

筑駒とか入っちゃうお子さんはもちろん

成績が良い↔頭が良い

どっちも当てはまるということになるんでしょうけど。


頭が良い(IQが高い)→成績が良い

は、長男と次男を見る限りでは違う気がするんです。


成績では測れない何かがあるんですかね。


長男の話によれば

中学では、突飛な行動をとるクラスメイトが数人居るのだとか。

え?なんで?

という不可解な行動を取るそうで、

勉強はものすごく出来る子達なのに、行動がアララみたいな感じなのだ、と。


レベルの高い学校ほど、

いわゆる「変わった子」が居るとも聞きますし。

東大卒の芸能人?有名人?でも、ヘンテコなことばかり言っている人もいますよね。

そういう人を見ると

高学歴イコール頭が良い、とか常識がある

とも言えない気がして。


知れば知る程、聞けば聞く程

頭の良さってなんだろう…。

凡人の私には分からないことだらけです。