今回は、耐震等級について書きたいと思います。
耐震等級という言葉を聞いたことがあると思います。
そもそも、耐震等級とは、建物の強度を表す1つの指標です。
品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に沿った住宅性能表示で、等級1から3までの3つの段階に分かれています。
まずは地震で倒れやすい家について考えてみましょう。
ここ数十年で、数度にわたり大規模な地震が日本を襲いました。
私の住む神戸でも、阪神大震災があり、大きな
地震の怖さを思い知りました。
地震で住宅が倒壊した原因とされるのは、少ない耐久壁と土台からの柱抜けが原因だったという調査結果が出されています。
その柱抜けを引き起こす要因となったのは、
柱や梁・筋交いなどで構成される耐久壁が異常に少ないこと、そして配置のバランスが悪いことでした。
また縦揺れの地震が起こった時には、土台からは柱が抜けて簡単に倒壊したとも考えられています。
そうした地震で崩れた家の構造などを参考にし、
建築基準法は、その都度、改定され続けています。
特に壁量のバランスと壁を補強することに関しては、
一部義務化されています。
では、その耐震等級の等級1とは、どんなものでしょうか。
耐震等級1は、
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
とされています。
等級2は、
・等級1で想定される1.25倍の地震が起きても耐えられる程度
※主に学校や病院などの耐震性能が等級2です。
等級3は、
・等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる
※主に消防署や警察署など防災の拠点となっている建物は等級3です。
但し、等級ぎりぎりに計算して建てられた建物は、
震度6~7程度の地震に対して損傷を受ける可能性がありますのでご注意ください。
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