2.21 ノア東京ドーム 武藤敬司引退大会 | 電気のブログMK-Ⅱ

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キン肉マンやジョジョや気になるものの造形物
ガンプラなどを好き勝手に作って行くブログです。

以前のようにガンプラだけに特化せず
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作ったものは全て筆塗り。
ガンプラはほとんど旧キット。

水を差す発言、礼儀を知らない方はスルー。


こんにちは、もしくはこんばんは。


今回もプロレスを語る
工場長の電気です。


前回は、武藤敬司引退大会の観戦直前の思いを記事にしたのですが

妻が取ってくれた席、一番後ろの端っこみたいに言っていたがフタを開けたらド正面のアタリ席。
妻とプロレスLOVEの神様に感謝でした。

なぜ610で6/10にしなかったのか?とも思ったけれど(笑)
身体のこともあるだろうし
猪木さんの誕生日の翌日というチョイスにこそ
また時代の終わりを感じさせる。


内藤選手との引退試合中、橋本さんの袈裟斬りチョップからのDDT、さらに三沢さんのエメラルドフロウジョンを武藤さんが繰り出し
瞬間的に自然と回りのお客さんみんなでミサワコールになって嬉しかった!

終了後は私が想像していたその遥か斜めを行く展開とフィナーレ。

オラエーガッデム!!

大ムトーコールはもちろん、大チョーノコールも幸せだった。
二人だけの世界。

ずっと対談なんかで蝶野さんに一緒に引退試合しようよ!と言ってたのがリップサービスではなく
あれは本当に前フリで、武藤さんはデビュー戦蝶野さんでどうしても引退も蝶野さんで終わりたかったんだなあ。

ただ
その展開のために、「お前に決めた!」と指名された上にいい仕事をしてくれた内藤選手は前座にされて、いつもの勝者アピールもさせてもらえず
武藤さんの誘導でリングを降りて、これは気の毒だなあと思ったけれど。
まあ~武藤敬司の最後だから仕方なし、か。

初めてと最後のシャイニング・ウィザードと
武藤さんにしか出来ない引退の仕方。
見届けることが出来て良かった。

内藤選手も、ボロボロのトップレジェンドが現役バリバリとやって引退するというのを天龍さんがオカダ選手と過去にやっているので
いくらプロレスの世界に行くきっかけになった武藤さんへの憧れや思いがあっても、大変なプレッシャーだったと思うし、その前の拳王選手とのロスインゴvs金剛の対抗戦の一連のやり取りも含めて、本当にプロレスが好きな選手だということがしっかり伝わった。


改めて映像で試合を観るけれど
会場で体感した限りでは
試合として、金剛vs全日本と高橋ヒロムvsAMAKUSAがベストバウトでした。

清宮選手は、オカダ戦までの仕掛けと経緯とGHCのタフで過酷な試合をして来ていることを考えると、もっとバチバチ行って良かったし、あんなもんではないと思うから
凄く期待した試合としてはもうちょっとという印象。

前回の観戦直前記事で期待したような、私的には今まで全く興味が湧かなかったオカダ選手がやっぱりいい選手なんだな~と思いたかったが
そう思える試合にはならなかった。

試合ボイコット云々の沈黙ののちに清宮選手を襲撃した際、ノアファンに絶望を見せると言う趣旨の発言をしたが
これが全く絶望にならなかったし、感情剥き出しになる熱いドラマもなく、プロとしてノアファンに対してヒールに徹して煽るわけでもなく、圧倒的でもなく
ドロップキックとラリアットばかりの試合運びで
試合後もただただ上から目線で終わった。

IWGPチャンピオンか?というくらいにいい仕事をせず、中途半端でつまらなかったのが本当に残念。
オカダ選手が面白くなるやり方もあったと思うけれど、よほどノアの選手やGHCでやっているような闘いを、本当にやりたくないんだろうなと思った。

ここは
ああ、やっぱり新日本のエースなんだな、さすが!と思わせて欲しかったなあ。

減点主義ではなく、いいところを見つけたい私でも、こんな感想になりました。

かつて永田選手がノアに上がった時は、いい感じのヒール感で盛り上がったので
それにも全く、満たなかった。


金剛は、拳王選手がしっかり決めてくれたのと、途中いいのを食らって意識が危うそうだった拳王選手のピンチを征矢選手がガッチリアシストしていたのが凄く良かった。

ビッグボディを守る強力チームのように
大将を守っていた征矢選手に熱くなった。

全日本との対抗戦の方がもっと見たい。

AMAKUSA選手の動きも良かったし、ヒロム選手と共にドームに映えた。
かつて切磋琢磨し、お互いメジャー団体のチャンピオンで、ドームで再会するという二人のストーリーは何かしら続いて欲しいなあ。

ヒロム選手も、ロスインゴに誘ったとか、組みたいとか、それを匂わす発言をしていたし。


とにもかくにも
武藤さんが無事に花道を歩いて終わって
本当に良かった。
晴れ晴れだったけど、涙で双眼鏡が曇りまくりだった(笑)

かつての新日本をノアの大会であそこまでやれるということが許されるのも、武藤さんだからだし
スタッフの方々とファンのプロレス愛あればこそ。
普通ならあり得ない。
(今のノアにこそストロングスタイルとUWFの血脈が集まっていて、WWE的キャラクタープロレスの方向に行った新日本よりはるかにかつての新日本を感じさせる試合がある、ということは別の機会に触れたい)

色々な思惑もあり
これからの選手の新たな繋がりや因縁の種も蒔かれ
武藤さんの唯我独尊を堪能しつつも
未来ある大会だったと思う。


素晴らしい大会をありがとう!
武藤さん、長い間楽しませてくれてありがとう&お疲れ様でした。


お付き合いどうもありがとうございました。