せつない出来事がひとつ。
東京に出てきた20代からずっと15年は使い続けて来た
吉祥寺のスタジオ分家が、6月いっぱいで閉店となりました。
理由は、スタジオのおじさんが実家に帰るため。
何人かの引き継ぐ申し出もあったらしいけれど
実際の支度金や、世間のバンド事情など
このご時世なかなか厳しいらしい。
バンドのレパートリー曲
オリジナル・カバー含め全てをここで仕上げました。
音源ももちろん。
スタジオ内は喫煙出来るため
長年のそれで壁やドラムやエアコンは真っ黄色(笑)
煙草嫌いの自分には、お世辞にもいい環境とは言えない。
エアコンは全く効かず、今の季節から夏にかけてはマジ地獄。
早い曲やロックンロールを1曲やれば
30分ライヴしたくらいの汗だくに(笑)
それでもそこに通い続けたのは、おじさんの人柄と音の良さ。
音は人の好みだけれど、あそこを好きな人は
みんな分家しか入りたくないと言うのです。
自分もその一人(笑)
メンバーも、これから何処に入ればいいんだ…と嘆いてます。
おじさんも気さくでゆるく
スタジオ後に小一時間くらいバカ話を
おじさんを交えてすることもしょっちゅうでした。
少しだけ天然な雰囲気がありながら
バカ話を興味津々でちゃんと聞くおじさんが好きでした(^-^)
部屋もドラムの鳴りも大好きだったBスタジオ。
アンプはいつもジャズコ。
Aスタに持って行かれた時は、フェンダーツインリバーブか
VOXを使う。
住んだ家と同じくらい
様々な出来事や思い出があった場所。
最も熱い汗を流した場所!(笑)
さらば分家よ、今までの音楽活動の全ての原点
衝動がここにありました。
本当に本当にありがとう!
お疲れ様でした!