ジョジョリオンのここが好き、を考える | 電気のブログMK-Ⅱ

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キン肉マンやジョジョや気になるものの造形物
ガンプラなどを好き勝手に作って行くブログです。

以前のようにガンプラだけに特化せず
趣味趣味な世界で。

作ったものは全て筆塗り。
ガンプラはほとんど旧キット。

水を差す発言、礼儀を知らない方はスルー。

ジョジョリオン、何度も読んでしまう。

謎が謎を呼ぶためしょっちゅう考え、夢中です。


週刊・月刊問わず
漫画は流動的に、その回の引きを面白くが大事で特権であり
そこが、回数や時間が決まって製作されるドラマや映画と違う
ところだと思う。


ジョジョリオンも現在12巻までの長さになり
漫画の性質からして当然
最初と噛み合わなくなった謎も(笑)


そこはある程度許容して
楽しめるくらいがちょうどいいんじゃあないかと思います。

何せキン肉マンを愛読し、鍛えられているから
その辺り、大抵のことにはおおらか(笑)


荒木先生がその時のライヴ感を大事に
ジャズの即興演奏(インプロヴィゼーション)のように
描いていると言うのも、凄く良くわかる。

常に新たな試みをする姿勢もロック。

荒木先生は何でも聴くが、特にジョジョに影響を与えている
ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエスに代表される
'70年代プログレのように
アルバムごとにコンセプトを決め
それに沿った音・楽器(画風)・リズムを選択し
追求する姿勢。

荒木先生の絵は、少年ジャンプ時代もいいけれど
今の画風がさらに好き。


洋楽だけでなく、僕らが昔に親と観たような
洋画や怪奇ホラー・サスペンス・脱獄・西部劇
さらにシャーロック・ホームズや刑事コロンボなどの推理もの
ミステリーが根幹にある。

ジョジョリオン1話の1コマ目
康穂ちゃんの登場シーンの構図とポーズ
あれがすでにサスペンスを完璧に表している。

エロチックさはサスペンス。
逃げるシーンの角度。

そこに「和」の要素、横溝サスペンス的な雰囲気と謎が漂う。

東方家は犬神家の匂いもするし
日常のリビングでは家族であるが
それぞれが個人の思惑で行動している時点でミステリー。

スタンドを極力見せない意図もそういうこと。


広大な海外ではない、日本のS市の杜王町。

その町の日常の、行ったことのない路地や瓦礫の地下室など
そこに謎を感じて、一歩入り込んだら
それは「奇妙な冒険」だと思う。

まして、主人公の定助は記憶を無くして
自分が何者かを追っているわけだから
町を歩くだけで冒険でしょう。

反面
そういうムードや感覚を読み取れない、というか
そういうものを通って来ていない、センスが違う人

またはあまりに少年ジャンプ時代の派手なバトルに縛られている人には
解りづらいだろうことも理解出来ます。