扶桑町N邸 基礎工事 | Ju Design 建築設計室 のこんなこと

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扶桑町のN邸ですが、いよいよ明日建前です。

 

 

建前の前に先行して外部の工事をするための足場を建てるのですが、

片側の一部だけがせり上がっています。

これがおおよその外観形状を表しています。

どのような姿を現してくれるか明日が楽しみです。

 

建前の状況は後日アップする予定ですが、

その前に基礎工事について書いておきます。

(基礎配筋については前回のブログにて)

 

基礎の工事はコンクリートを打設する時や、

土台を組む時など雨では進められない工程があるので、

梅雨の時期は工事を進めるか判断するのが難しいです。

それでもうまく雨を避けて工事の遅れも無く進みました。

 

 

住宅基礎の一般的な方法としてベタ基礎を採用しています。

建物下の部分全てをコンクリートの床板(底板)にして、

壁となる部分に立上りと呼ばれるコンクリートの壁を作り、

底板の部分と上に載る木造の建物をつなげています。

 

 

立上りは現在は鉄でできた鋼製型枠を使うことが主流です。

上下金具を使って固定していきます。

 

 

コンクリートを打設した後の写真ですが、

この住宅は途中で折れ曲がっていたり、90°以外の角度があるので、

一部に木の型枠を補助的に使用しています。

 

 

コンクリートを打設した後の写真ですが、

型枠があるので以前の写真と何が変わっているかわかりません。。

 

 

コンクリートはすぐに硬化していきますが、

強度が上がるのには時間がかかるので存置期間を置いて型枠を取り外します。

 

 

立上りから出ているボルトが上に載る木造の建物とをつなげます。

また長いボルトは柱と連結するのですが、

金物の計算をして建物にかかる引き抜かる力が強いところに設けます。

そのため柱全てに付くわけではなく、

働く力が小さいところはボルトでは無くプレート金物で土台部分と固定します。

 

 

木造在来工法の床面の工法はいくつかあるのですが、

当方では一階部分から剛床と呼ばれる、

床全体を合板で強度を確保する方法を採用しています。

この工法は柱を建てる前に1階の床を組み上げてしまうので先行して配管をします。

 

青色が給水でピンク色が給湯で緑色がガスの配管です。

写真のように配管材料はくねくねと曲がるチューブの架橋ポリエチレン管を使用します。

昔の給水配管とかは鉄管だったりと大変でしたが、

この管になってからはかなり楽になったと思います。

(いつの話と言われそうですが、、、)

 

 

剛床を施工している状況です。

立上りの上に土台と呼ばれる壁の下に来る下地をボルトで固定し、

そこへ写真中央にある合板を張っていきます。

ちなみにですが土台の下に黒いものが見えると思いますが、

基礎パッキンと呼ばれ、網状になっていて床下の通気ができるようになっています。

そのため今の住宅には床下の換気口が外からは見えません。

(写真手前の方は内部が土間になるので気密パッキンを使用しています。)

 

 

土台が途中で折れ曲がっています。

施工ミスでは無くて敷地を有効利用するための設計です。

 

 

壁の下に来る下地といっても、

そんなに広い面は合板では支えられないので

3尺を基準に鋼製束を使って大引きと呼ばれる下地材を流します。

均等に並んだ大引きに3尺間隔で溝が掘ってあり井桁状に下地を組み合板を張ります。

 

 

合板を張る前に井桁になった間に引掛ける金物を使って床下の断熱材をはめます。

 

 

合板を張り終わると大きな舞台ができあがりました。

この工法は根太組をする方法よりも、

後の工事の作業性があがるので有効だと思っています。

また床下の高さも根太がなくなるので若干上がってメンテナンスがし易いです。

 

今日は午前中大雨でしたが、

明日は天気が良くなります様祈ります。