筋骨めぐり | Ju Design 建築設計室 のこんなこと

Ju Design 建築設計室 のこんなこと

あったこと、考えている物事などなど綴ってます。

2か月ほど前のことなのですが、

 

岐阜県下呂市にある金山町に行きました。

 

飛騨金山は昔、飛騨街道の宿場町金山宿として栄え、

 

その名残を見ることができる不思議な道があります。

 

それが筋骨(きんこつ)とよばれる路地裏通り。

 

 

道と言われても人がやっと通れるような道。

 

 

境界線という概念が存在していないようで縦横無尽に家が重なりあっていました。

 

現行の建築基準法では扱いにくい場所です。

 

 

表の通りはお客を迎え入れる場所としてきれいな町並みを作っていますが、

 

裏路地では生活感が伝わってくる場所でした。

 

 

歩いている場所の上を別の道が通っていたり、

 

表の道に対して地上なのか地下なのかわからなくなります。

 

 

裏路地には用水が流れています。

 

この用水は地下水がいたるところから染み出てきて流れており、

 

ところどころに野菜を洗ったり、洗濯をする場所が今でもありました。

 

 

水が一定の水量を保って溜まっているのですが、

 

手をかけているところを外すと用水に向かって水が流れて行きます。

 

 

面白いのが水が流れ出すと水の量が変わって圧力が下がるので、

 

石の隙間から新鮮な地下水が湧き出てくるのです。

 

先人の知恵というのはすごいなと感じました。

 

 

表の路地と繋がる道は、家と家の隙間。

 

千と千尋みたいにタイムスリップしたような気分にさせてくれる不思議な道でした。