「国民の自衛官6 海自第31航空群第71航空隊 高い技術、辛坊さん救助で脚光」
海上自衛隊の誇る救難飛行艇。
ニュースキャスター、辛坊治郎さんを救出したことで大きく知られたね。
以下産経ニュースより転載
世界で唯一、外洋で離着水できる救難飛行艇を運用する航空隊で、海上自衛隊岩国基地(山口県岩国市)に所属している。テレビニュースなどで目にする災害救難ではヘリコプターが使われていることが多いが、第71航空隊の飛行艇は、その2倍の速力と数倍の航続力を持つ。
配備されているのは新明和工業(兵庫県宝塚市)製のUS1AとUS2の2機種。飛行艇には波の高い荒れた海上に着水し、救助活動をして離水する能力がある。
それでも、救難活動はいつでも命がけだ。隊司令の岡本久佳2等海佐(54)は「世界最高の性能を持つ飛行艇とはいえ、それを生かすのは乗員と整備員の技量」と強調する。
隊員たちは自衛隊の艦船、航空機の救難だけでなく、民間船舶の救難、離島や航行中の船舶からの救急患者輸送といった災害派遣も任務とする。同隊でなければ不可能な任務も少なくない。
昭和51年の開隊以降の救難出動は960回以上。特に本土から千キロ近く離れた東京都の小笠原諸島からの急患輸送は750回を超える。それ以外は船舶の救難出動が多い。
最近では、太平洋横断に挑戦したニュースキャスター、辛坊治郎さん(57)らのヨットが沈没した事故で、同隊の活躍が話題になった。
「隊員たちは、与えられた任務と訓練に飛行艇乗りの誇りを持って臨んでいる」。岡本2等海佐は胸を張った。
(産経ニュース)
旧海軍の飛行艇部隊も最後には特攻機として出撃した。
海上自衛隊の飛行艇は人を助ける救難隊だ、最高の飛行艇に最高の技量を持つ隊員達がいて始めてその実力が評価される。
我が国が誇る救難部隊だね。