“直す”より“治す”
自然治癒力を最大限に活用させる
削らない歯医者 年名 淳
のブログ(Vol.2,381)へようこそ!
命を助けるための“臓器移植”
この言葉自体は
聞いても珍しくはないですね。
でも
実際の当事者には大変なことでしょう。
本人も周り(家族)も...
一昨日から触れている
「歯の移植」については
他人様の歯をもらうのではなく
自分の歯を“引っ越し”させるイメージです。
専門用語でお伝えすると...
「自家歯牙移植」と呼ばれます。
運良くorたまたま
“使いものにならない”歯を
歯を失ったところへ移植して
“仕事”させるものです。
よくあるのは
生えずに埋まっている“親知らず”だったり
過剰歯と呼ばれる余分な歯が
ドナーとなって活躍するケースです。
第二大臼歯(黄色○印)が崩壊して
抜くしか方法がない状況で
お隣に埋まっている“親知らず”を移植しました。
1年後のレントゲン写真ですが
元々そこにあったかのようです。
それから今までトラブルなく
奥の歯として仕事をしています。
20年以上持って
まだこの先も余裕で使えそうなコンディションです。
メチャメチャ価値があると思いませんか?
そうメジャーな治療ではありませんが
「不幸にして失う歯の代わりに
余分な歯を移植する」
かなりの値打ちがありますよね。
こういう方法もあるということを
知っておいてもらえると嬉しいです。