どうしてサーフィン後はあんなに充実感があるのだろう.

その理由として,僕が考えているのが

サーフィン中は水の中に潜ることがあるということです.

 

サーフィンしていると,波に揉まれることがあり,嫌がおうでも水の中に潜ります.

また,沖に出ていく時に自分に向かってくる波をやり過ごすために,

積極的に潜ることがあります(ドルフィンスルーやローリングスルーと言います).

 

潜っている時は当然息ができません.

息ができない時に人間が考えること,それは息を吸うということ.

 

特に,波に揉まれている時,その時間が長いと”息吸いたい!”という気持ちになります.

この瞬間は,仕事のことや家族のこと,世の中のことなど,普段はなかなか頭から離れない考え事を一切することなく,ただひたすらに”どうすればいいのか,いつになったら息を吸えるのか”ということを考えています.

 

ものすごく集中して一つのことを考えていると思うんですね.

 

この”集中して一つのことを考える”という行為はなかなか貴重で普段の生活ではなかなかしていないことではないでしょうか.

 

また,”生きたい”という人間としての根本的な欲求に対する行動でもあります.

 

 

一つのことに集中する,

それも生きるための行動をする.

 

こういったことをすることによって,脳がリセットされて,その結果,

サーフィン後の充実感が得られているのだと考えています.