前回:Ⅱ-(53)
「いろいろ考えたようですが・・・」
1974年12月ディズニー社の首脳6名が来日しました。
最初の視察は、大本命の三菱地所グループの富士山麓の広大な土地です。
しかし、この交渉は、まとまりませんでした(舞浜にテーマパークがあるので当然ですね。失礼しました)
理由は、2つあったと聞いています。
一つは、“富士山の景観が強すぎるため、ディズニーテーマパークが霞んでしまう”(ディズニーランドという“マジック・キングダムは、現実の世界をみせないことを大切にしています。実際に外側の世界をみせないように工夫もしています。現実である自然の富士山を隠すわけにはいきませんよね)”
二つ目は、“建設費用をどちらが持つか”で両社に壁ができてしまった(こちらの方が説得力ありそうですね)。
また、首都圏から少し遠いようです。米国のように自動車が交通手段の大半であれば、問題ないと思いますが、日本ではやはり、公共交通機関の利用が多いですから。
参考にはなりませんが、富士急ハイランドという遊園地は、年間170万人前後入場者がいるようです。
さて、ディズニーの首脳が、富士山の視察を終えて、オリエンタルランドの建設用地の視察に訪れたのです。
To be continue
【次回 ディズニー大学との出会いⅡ-(55)「ディズニー誘致の決め手」
】
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