友人の家にご飯を呼ばれた時に将来何をしたいかを聞かれた。
アメリカの広大な砂漠の中の道路を古いアメ車で突っ走りたいと答えると、この映画をおすすめしてくれた。

実は人に勧めてもらった映画はあまり観る気にならない。  自分で探してみつけた映画を観る方が断然好きなのだ。

しかしパリ、テキサスに関してはなぜか魅力を感じ、観ることにした。
父が昔好きだと言っていたナスターシャ・キンスキーが出ていると知ったからかもしれない。
幼い頃に耳にしたその響きはなぜか鮮明に覚えていた。


オープニングからすぐに引き込まれた。

広大な砂漠、圧倒的なアメリカの大自然。 




深すぎる青空と橙の夕焼け、古い自動車。
コーヒー、パーキングエリアのネオン。

これこそがロードムービー。ああ、ロードムービーって良い。

80年代の華やかなアメリカ、憧れたアメリカがそこにある。


優しさに溢れた映画だとおもう。 嫌なキャラが出てこない。



ナスターシャが振り返る初登場シーンは息を呑む美しさとはこういうことこかと理解する。


途中かなりの尺を取って彼女の顔をアップにトラヴィスの話し声がするだけの時間があるのだが、全く退屈しない。ずっと見ていられるのだ。






映画とはそうやってただうっとり画面を見ていられればそれでいいのかもしれない。


求めるアメリカの魅力が全開の素晴らしい映画だった。

西ドイツとフランスの合作映画で当のアメリカが制作に関わっていないことにはびっくり。


パリ、テキサス (1985 西ドイツ フランス)