August in the garden!
Now the cheerful Phrox
Makes one think of country-girls
Fresh in summer frocks.
There you see magenta,
Here is lovely white,
Mauve, and pink, and cherry-red ―
Such a pleasant sight!
Smiling little fairy
Chrimbing up the stem,
Tell us which is prettiest?
She says, "All of them! "
庭の8月!
ほがらかなフロックスたちが
夏のドレス(フロックス)を纏った
さわやかな田舎娘達を思わせるよ
あっちには赤紫の娘が見えるでしょ
こっちには、愛らしい白、
藤色に、ピンクに、サクランボ色―
そんな楽しい光景が見えるでしょ!
にっこり微笑んだ小さな妖精さん
茎をよじ登りながら、
教えてね、どの娘が一番可愛いの?
すると答えるの、「どの子もみんなよ!」ってね
しば~じゅガーデンの8月
2番花の宿根フロックスが咲き始めました。
愛らしいピンクとちょっぴりシックな赤紫の夏のドレスを纏った妖精が棲んでいます。
別名花魁草は、遥か江戸時代、
花魁と呼ばれた高級遊女達の簪の形に見立てたのだと、ずっと思っていました。
そしたら花の形ではなくて・・・・・・、花の香りに由来しているのですね。
微かに香るパウダリーな香が、花魁がつける白粉の香に似て
花魁の華やかなイメージに繋がったようです。
日当たりの良いところが好きなフロックスなのに、
ネグンドカエデ・フラミンゴの木陰のこんな風通しが悪いところに植えているものだから、
何と、葉っぱには、白いうどん粉病がちらほらと・・・・・・トホホ。
葉っぱが白粉でお化粧したようです・・・・・ホントの名前の由来はこっちかも。
どうして、こんな木陰の目立たぬ処に植えたのか? 訳ありです!
実は、・・・・・・・フロックスが好きではないから。
子どもの時から見慣れた、珍しくとも何ともない、つまらぬ( 失礼 (><;) )フロックス。
それが本音です。
数年前、盛夏の切り花がとても少なくなる時期に、どんな気の向きだったのか、
(多分、他の切り花よりまだマシだったのでしょう、多分ね。)
直売所で、フロックスを買ってきました。
花が終わった茎を、これまたどんな気の向きだったのか、挿し芽したら、着いちゃった!
こうなるとねぇ、捨てるに捨てられない。
仕方なく植えたのですよ。どうでもいい場所にね。
だから、見事に白粉を塗るはめになってしまったのね。
曰くありのフロックスですが、ちょっと見直すきっかけがありました。
一つは、冒頭にご紹介の妖精さん。 説明不要でしょ?!
二つに、昨年のまつりんごさんの記事 「おいらんそう」 ここをクリックするとリンクしますよ
花魁草は、咲いた後の花殻摘みをせずにそのまましておくと、
咲き終わった萼の残りの間から新しい蕾があがり、何度も楽しめるお得な花と・・・・・・・。
どうでもいいと思っているくらいだから、花殻摘みを含めて目をかけてない!
だから当然のように、何度も咲いていることにも気付いていない!
しかし、ここで興味がむくむくと湧き上がり、にわかにド注目!
現金な奴だなぁ! 良く言えば、探求心に火がついたということにしておきましょうか。
つんつんスリムな萼から顔を持ち上げ、こちらを覗いている蕾。
硬く閉ざしたねじれをほどくように、少しずつドレスの裾を広げていくのです。
まもなく朗らかな田舎娘の誕生です。
みっつけたぁ!たった1個の青い果実!
今まで見たことなかったなぁ。見落としていただけ?
念のために、15,6本の花を全てチェックしたけれど、やはり他にはみつからない・・・・。
これは宿根草だから、種が出来なくても不自由しないけどね。
1ヶ月前、雨降る日の一番花(7/25撮影)
しっとり濡れたドレスがクリスタルなジュエリーに飾られて、艶やか♪~
田舎娘じゃないね、どうしてどうして、貴婦人よ!
