タガノエルピーダ、上積み十分“桜切符”狙う 和田助手「筋肉がついてきた」
タガノエルピーダ(24年2月22日撮影) |
土曜阪神のチューリップ賞(G2、芝1600メートル、3月2日、3着まで桜花賞優先出走権)では、朝日杯FSで牡馬相手に3着と健闘したタガノエルピーダ(斉藤崇)が「桜切符」を狙う。
担当の和田助手は「乗り味は最初から良かったです。
前回は一瞬、勝負どころでハミが抜けていました。
それでもしまい伸びてきましたから」と底力を改めて実感した。
中間の上積みも十分で「前より落ち着きが出てきました。
体も増えていると思う。
筋肉がついてきました」。
レース内容次第で桜花賞本番の有力候補に浮上しそうだ。
ミラビリスマジック無傷3連勝で桜花賞有力候補へ 好センス&強いメンタル武器/チューリップ賞
ゴール手前で差し切って菜の花賞を制したミラビリスマジックと田辺騎手(手前) |
今週の土曜阪神メインは桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2、芝1600メートル、3月2日、3着までに優先出走権)が行われる。
登録17頭でただ1頭の無敗馬ミラビリスマジック(国枝、父キズナ)が3連勝で重賞初制覇を果たし、桜花賞(G1、芝1600メートル、4月7日=阪神)の有力候補に名乗りを上げる。
2戦とも好位から狭い内を割って抜け出し、センスの良さと精神面の強さが見て取れる。
前走の菜の花賞は直線で他馬に寄られる不利がありながら、非凡な瞬発力で勝ち切った。
1週前追い切りは田辺裕信騎手を背に、美浦ウッドでサトノエルドール、ガンダルフの古馬オープン2頭と併せ馬。
中央から余裕のある動きで併入した。
国枝栄師は「動きはスムーズだし、スッと伸びていい感じ。
ここまで順調。
中間は落ち着きがあるし、輸送も大丈夫だと思う」とうなずく。
2024年2月26日16時48分
(日刊スポーツ)
朝日杯FTS(GⅠ)で牡馬相手に3着と健闘したタガノエルピーダ(斉藤崇)・珍しく国枝厩舎から無敗の馬がチャレンジするミラビリスマジック(国枝、父キズナ)が挑む今年のチューリップ賞(GⅡ)だが、桜花賞(GⅠ)・皐月賞(GⅠ)へのGⅠレースに置いて、最も直結するのがチューリップ賞(GⅡ)である。
今年の桜花賞馬も、ほぼこのチューリップ賞組から誕生すると言っても過言では無く、と成るとデビュー戦でJR馬としてランクインした馬と成ると益々絞れてくる訳で、今年3歳クラシック第一弾は的中したと断言して良いのではないか。
問題は相手を何頭に絞り、券種を何にして何点買うかがポイントで、例え3連単でも4点以内なら先週の阪急杯(GⅡ)同様、W万馬券ゲットも十分あり得るだろう。
現に今年GⅠ第一弾・フェブラリーS(GⅠ)であれだけ警告を鳴らしても4歳馬が人気を集め、GⅠ史上滅多に観る事が出来ない150万円オーバーの配当が飛び出したが、祭りごと大好きでは有るが、流石に今年の明け3歳馬はデビュー戦でJR馬としてランクインした馬が150頭以上勝ち上がっており、これに逆らう事は自殺行為に匹敵すると言えるだろう。
まぁ「勝手にどうぞ…」と言えば済む事だが、一人でもアンチな競馬ファンが居なくなるのは残念な事だし、JR馬の実態を知らずして競馬を語るのは「何処か違うんじゃない」と言う思いが有る。
巷の明け3歳馬の評価がどんな図式に成っているかは判らないが、ハッキリ断言出来る事は人間が神の域まで土足で入り込んで来ている感が有り、人工的に早熟タイプを生産・育成している事に眼を向けて欲しいものだ。
売りたい馬を作るなら理解出来るが、売れる馬作りでは競馬自体が衰退するし、どんなに神に逆らっても人間は神には絶対勝てない
今年の4歳馬がここに来て失速しているが、これはこの2年間このブログで解説してきた通りの事が現実化しただけで、早熟タイプも晩生タイプも見分けがつかない様では競馬を語る資格は無いと言える。