JBCクラシックなど秋のダートGI戦線に向けたステップレースの1つ、ハンデキャップ重賞のシリウスステークス。ここ3年は中京ダート1900mで開催されましたが、今年は本来の阪神ダート2000mに舞台を戻して開催されます。今年はトップハンデ58.5キロのサンライズホープ、ハギノアレグリアスの2頭から最軽量54キロの3歳馬キリンジまで斤量差4.5の中に14頭というメンバー構成、ハンデ戦らしい激戦が予想されます。

 

このレース、阪神ダート2000mで行われた2年と中京ダートで行われた3年のあわせて過去5年の1着~3着は、2-7-3、6-7-5、1-7-9、4-5-2、4-2-7番人気の馬で決着しています。ここ5年のうち波乱となった2019年を除く4年で1番人気馬2番人気馬のどちらかが馬券対象を確保しています。またここ5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが7番人気以内の馬です。例外1頭は2020年の3着馬エイコーンで9番人気。昨年も勝ったのは4番人気(単勝7.7倍)のジュンライトボルト、2着に2番人気(単勝3.7倍)のハピ、3着に7番人気(単勝18.0倍)のオーヴェルニュという結果でした。今年はハギノアレグリアスが抜けた人気、それに続く2番人気以下は相当に割れています。どの馬にもチャンスがありそうです。

この5年の3着以上馬の斤量は、53-55-57.5、55-57-54、54-54-55、56-58-57、56-53-58。以前は斤量57キロ以上を背負う実績馬の好走が目立ちましたが、ここ5年は比較的斤量の軽い3歳馬、4歳馬の好走が目立っています。昨年は斤量56キロの5歳馬ジュンライトボルトが優勝、2着に軽量53キロの3歳馬ハピ、3着にトップハンデ58キロを背負った実績馬オーヴェルニュという結果でした。今年はトップハンデ58.5キロの2頭、58キロを背負う実績馬4頭、57キロを背負う2頭、牝馬で55.5キロ(牡馬換算57.5キロ)アイコンテーラーも加えると出走14頭のうち実に9頭までが実質的に57キロ以上の重い斤量を背負います。ここ5年は斤量55キロ前後の馬の好走が目立っていましたが、今年はどうでしょう。

また、この5年の3着以上馬15頭のうち13頭までが3歳馬~6歳馬でした。例外2頭は2019年の2着馬アングライフェン(7歳馬)と2021年の2着馬ウェスタールンド(9歳馬)。7歳以上馬が4頭出走した昨年も、5歳馬、3歳馬、6歳馬の1着~3着でした。今年も7歳以上馬が3頭出走してきましたが、データ的には少し不利なようです。

さらに、このレースでは、該当馬が1頭だけだった2020年を除いて、5走前までに阪神ダート(距離1800~2000m)で優勝していた馬が、毎年1頭連続して連対しています。昨年は該当馬3頭のうちの1頭、ハピが2着に好走しました。今年のメンバー14頭のうち5走前までに阪神ダート(距離1800~2000m)で優勝していたのは、キリンジ、トウセツの2頭です。

 

馬券は、ジャパンダートダービー2着から臨む3歳馬の01キリンジに期待します。相手は、初ダートで圧勝した牝馬の07アイコンテーラー、阪神ダートは5戦して2勝2着2回のハギノアレグリアス、堅実に走る03ヴァンヤール、先行力のある04ヘラルドバローズ、末脚の堅実な06ニューモニュメントまで。10トウセツを少し買います。

 

 

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