秋のGIシリーズを見据える馬たちが激突する名物重賞、中山芝2200mで行われるオールカマー。今年はGIホースのタイトルホルダー、ジェラルディーナがここから再始動します。秋のGIシリーズを展望する上でも見逃せない一戦です。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、1-3-2、4-3-6、5-2-3、2-5-3、5-6-7番人気の馬で決着しています。この5年の連対馬10頭は6番人気以内の馬、3着以上馬15頭のうち14頭までが6番人気以内の馬です。やはり別定のG2戦で上位人気馬が堅実に走っている印象です。ただし13頭立てのレースとなった昨年は、勝ったのは5番人気(単勝19.5倍)のジェラルディーナ、2着に6番人気(単勝23.9倍)のロバートソンキー、3着に7番人気(単勝33.2倍)のウインキートスという5、6、7番人気の決着となりましたが、三連複は3万円超え、三連単は25万円弱の好配当となりました。5番人気6番人気の組み合わせでも波乱になるケースはあります。今年の上位人気は、タイトルホルダー、ローシャムパーク、ジェラルディーナ、ガイアフォースあたりになりそうですが、伏兵陣も虎視眈々といった印象です。

このレースでは、芝2200mで連対実績のある馬が少なくても1頭、毎年のように馬券対象に好走しています。昨年も該当馬10頭のうちの2頭、ロバートソンキーが2着、ウインキートスが3着に好走しました。ちなみに4着馬5着馬も該当馬でした。今年の出走メンバー15頭のうち芝2200mのレースでの連対実績がある馬は、タイトルホルダー、アサマノイタズラ、アラタ、ジェラルディーナ、ガイアフォース、チェスナットコート、エヒト、ノースブリッジ、マリアエレーナ、ウインマリリンの10頭です。絞れません。

また、ここ5年の3着以上馬15頭のうち14頭までが4歳~5歳馬でした。例外1頭は2021年の3着馬グローリーヴェイズで6歳馬。昨年も4歳牝馬-5歳牡馬-5歳牝馬の1、2、3着でした。今年も6歳以上馬が5頭出走してきましたが、データ的には厳しいようです。

さらに、ここ5年では牝馬の出走がなかった2018~19年を除くここ3年の連対馬6頭のうち5頭が牝馬でした。昨年も3頭出走していた牝馬のうちの1頭、ジェラルディーナが1着でした。ちなみに3着も牝馬のウインキートスでした。今年のメンバー15頭のうち牝馬は、ジェラルディーナ、マリアエレーナ、ウインマリリンの3頭です。

加えて、ここ5年の優勝馬に限ると、4歳馬5歳馬で、かつ芝2200mのGI・G2戦で4着以上に好走した実績がありました。昨年の勝ち馬ジェラルディーナもG2の京都記念で4番人気4着に好走していました。今年のメンバー15頭のうち芝2200mのGI・G2戦で4着以上の好走実績がある馬は、タイトルホルダー、アサマノイタズラ、マテンロウレオ、ジェラルディーナ、ガイアフォース、エヒト、ノースブリッジ、ローシャムパーク、ウインマリリンの9頭です。

 

馬券は、前走の宝塚記念でも4着に踏ん張った昨年の勝ち馬06ジェラルディーナの連覇に期待します。相手は、復活を期すGIホース02タイトルホルダー、前々走のAJC杯を快勝している11ノースブリッジ、一昨年のこのレースの勝ち馬で海外GIを制している15ウインマリリン、昨年のセントライト記念の勝ち馬で充実著しい07ガイアフォース、末脚の堅実な08ゼッフィーロの5頭。

 

 

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