小倉の2歳王者決定戦、芝1200mで行われる小倉2歳ステークス。今年もスピード自慢の若駒10頭が出走してきました。デビュー戦から連勝しているテイエムチュララン以外の9頭はいずれも新馬・未勝利戦からここに臨んでいます。力量差の摑みづらいメンバーで波乱の可能性もありそうです。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、3-13-9、3-2-4、2-1-5、4-3-8、4-9-11番人気の馬で決着しています。ここ5年の勝ち馬は1番人気~4番人気馬ですが、3着以上馬15頭のうち5頭までが8番人気~13番人気の馬で、伏兵馬にも出番があるレースと言えそうです。13頭立てのレースとなった昨年は4番人気(単勝7.4倍)のロンドンプランが優勝、2着に9番人気(単勝31.6倍)の伏兵バレリーナ、3着に11番人気(単勝51.2倍)の伏兵シルフィードレーヴという結果で、三連複は7万円超、三連単は37万円超の好配当になりました。今年の上位人気はビッグドリーム、ミルテンベルク、パッシングシャワー、アスクワンタイムあたりになりそうですが、かなり割れています。

このレースでは、ここ5年、芝の新馬戦で4番人気以内に支持され、そのレースで連対した実績のある馬が少なくても1頭、ここでも連対を果たしています。昨年はこれに該当した7頭のうちの2頭、ロンドンプランが1着、バレリーナが2着でした。今年の出走メンバー10頭の中でこれに該当するのは、テイエムチュララン、セイウンデセオ、キャンシーエンゼル、パッシングシャワー、ビッグドリーム、ミルテンベルク、アスクワンタイムの7頭です。

また、この5年の連対馬10頭は前走芝のレースで上がり3ハロンのタイムでメンバー中3位以内の鋭い末脚を繰り出していた馬でした。やはり末脚のしっかりした馬が有利のようです。昨年も前走の新馬戦で上がり3ハロンタイムが1位だったロンドンプラン、同じく前走の新馬戦で上がり3ハロンタイムが1位だったバレリーナのワンツーフィニッシュでした。ただし今年のメンバー10頭のうち前走がダートのレースだったメイプルギャングを除く9頭が前走の上がり3ハロンタイムが3位以内でした。絞れません。

さらに、ここ4年は今回の舞台小倉芝1200mのレースを勝ってここに臨んだ馬が続けて優勝しています(5年前の優勝馬ファンタジストは中京芝1200mの新馬戦を制してここに進出)。昨年も前走小倉芝1200mの新馬戦を勝ってここに臨んだロンドンプランがここで連勝しました。今年のメンバー10頭のうち、小倉芝1200mを勝ってここに臨んでいるのは、テイエムチュララン、セイウンデセオ、ドナヴィーナス、パッシングシャワーの4頭です。

 

馬券は、小倉芝1200mを快勝してここに臨んできた06パッシングシャワーに期待します。強敵は、阪神での新馬戦を圧勝した09ミルテンベルク、前走の未勝利戦圧勝からここに臨む10アスクワンタイム、前走の新馬戦の勝ち方が鮮やかだった05キャンシーエンゼルの3頭。

 

 

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