夏の北海道シリーズで唯一の牝馬限定重賞、クイーンステークス。2021年は例外的に函館芝1800mでの開催となりましたが、今年は例年の札幌芝1800mに戻っての開催となります。今年は3歳勢4頭を含む14頭が出走してきました。2年連続惜敗のサトノセシルをはじめ古馬陣も多士済々。熱戦になりそうです。
このレース、函館芝1800mで行われた2021年も含めて、過去5年の1着～3着は、1-4-2、1-5-9、11-4-1、3-1-8、2-8-3番人気の馬で決着しています。毎年、1番人気馬2番人気馬の少なくても1頭は馬券対象を確保しています。ただし、ここ4年は毎年8番人気～11番人気の伏兵馬が馬券対象に好走しています。昨年も勝ったのは2番人気(単勝6.7倍)のテルツェットでしたが、2着には8番人気(単勝21.6倍)の伏兵馬サトノセシル、3着に3番人気(単勝6.8倍)のローザノワールという結果でした。今年の上位人気は、ドゥーラ、ライトクオンタム、コスタボニータ、ジネストラ、ルビーカサブランカあたりでしょうか。人気は割れ加減です。
「夏は格より調子」と言われていますが、このレースでは格上と見られる馬の好走が目立っています。この5年では、前走GIレースを走っていた馬が毎年1頭連対を続けています。昨年も5頭いた該当馬のうちの1頭、前走GIのヴィクトリアマイル8番人気13着から臨んだから臨んだテルツェットが優勝しました。ちなみに3着もヴィクトリアマイルから臨んだローザノワールでした。今年の出走メンバー14頭のうち前走GIレースを走っていたのは、ライトクオンタム、ドゥーラ、キタウイング、イズジョーノキセキ、トーセンローリエの5頭です。
また、この5年の連対馬のうち少なくても1頭は、前2走以内に芝の重賞レースで上位4番人気以内に支持されていた馬でした。昨年も該当した4頭のうちの1頭、前々走中山牝馬ステークス3番人気5着のテルツェットが優勝しました。今年のメンバー14頭の中で前2走以内に芝の重賞レースで上位4番人気以内に支持されていた馬は、ウインピクシス、ライトクオンタム、ルビーカサブランカ、ミスニューヨークの4頭です。
さらに、ここ5年の優勝馬に限れば、前々走前走と芝の重賞レースを走っていた3歳～5歳馬でした。昨年の優勝馬テルツェットも前々走G3中山牝馬ステークス、前走GIヴィクトリアマイルを走っていた5歳馬でした。今年のメンバー14頭のうち前々走前走と芝の重賞レースを走っていた3歳～5歳馬は、ウインピクシス、ライトクオンタム、ドゥーラ、キタウイングの4頭です。
馬券は、人気でも札幌芝1800mで好走実績のある07ドゥーラに期待します。相手は、昨年の2着馬05サトノセシル、同4着馬04ルビーカサブランカ、近走好調の11ジネストラ、末脚の切れる12ミスニューヨーク、スピードのある02ウインピクシスの5頭。
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