古馬牝馬によるハンデキャップ重賞、中山芝1800mの中山牝馬ステークス。春のGIシリーズに向けて京都牝馬→中山牝馬→阪神牝馬→福島牝馬と続く古馬牝馬による一連のレースの1つです。今年は、トップハンデ57キロのアートハウスから最軽量50キロのリノキアナ、イリマまでハンデ差7キロの中に14頭というメンバー構成になりました。との馬にもチャンスはありそうです。

 

このレース、過去5年の1着~3着は、6-2-9、5-3-11、3-14-1、7-5-6、15-12-1番人気の組み合わせで決着しています。この5年、1番人気馬2番人気馬の優勝はありません。3着以上馬15頭のうち過半数の8頭までが6番人気~15番人気の伏兵馬です。昨年も、勝ったのは15番人気(単勝97.4倍)の伏兵クリノプレミアム、2着にも12番人気(単勝29.2倍)の伏兵アブレイズ、3着に1番人気(単勝3.4倍)のミスニューヨークという結果で、三連単は170万円超えの大波乱となりました。今年の上位人気は、アートハウス、クリノプレミアム、ウインピクシスあたりでしょうか。伏兵馬にも注意が必要です。

この5年の3着以上馬の斤量は、53-54-52、54-53-51、52-50-53、55-52-55、53-56-55。2020年までの3年は斤量が50キロ~53キロの比較的斤量の軽い馬が好走していましたが、ここ2年は55キロ~56キロの比較的斤量の重い馬の好走が目立っています。ただし、この5年では斤量52キロ~53キロの馬の少なくても1頭は連対を果たしています。昨年も、勝ったのは斤量53キロのクリノプレミアム、2着には斤量56キロのアブレイズ、3着には斤量55キロのミスニューヨークでした。今年の出走メンバー14頭のうち斤量52キロ~53キロを背負うのは、斤量52キロのコトブキテティス、ストーリアの2頭、斤量53キロのシャーレイポピー、エイシンチラー、スライリー、ウインピクシスの4頭、あわせて6頭です。一方、ここ2年好走している斤量55キロ以上の比較的重い斤量を背負うのは、57キロのアートハウス、55.5キロのクリノプレミアム、55キロのサトノセシルの3頭です。

さらに、この5年は近3走以内に愛知杯に出走していた馬が少なくても1頭は馬券対象に好走しています。昨年は該当馬3頭のうちの1頭、前走愛知杯12番人気13着から臨んだスライリーが3着馬とクビ差の4着でした。今年のメンバー14頭のうち近3走以内に愛知杯に出走していたのは、アートハウス、サトノセシルの2頭です。

加えて、この5年の3着以上馬15頭のうち12頭までが、前走で優勝している馬か、負けても勝ち馬から0.5秒差以内に好走していた馬でした。例外3頭は2018年の勝ち馬カワキタエンカ、昨年の勝ち馬クリノプレミアム、同じく昨年の2着馬アブレイズ。その昨年も3着は前走ターコイズステークス1着のミスニューヨークでした。今年のメンバー14頭のうち前走で優勝しているのは、アートハウス、スルーセブンシーズ、ウインピクシスの3頭、負けても勝ち馬から0.5秒差以内に好走していた馬は、エイシンチラー、クリノプレミアム、ストーリアの3頭、あわせて6頭です。

 

馬券は、前走中山金杯でハナ差惜敗の09クリノプレミアムに期待します。相手は、前走愛知杯組の04アートハウス、05サトノセシル、中山芝は堅実に走る08スルーセブンシーズ、末脚の切れる12ストーリア、昨年4着惜敗の11スライリーの5頭。

 

 

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