予想どおりトウケイヘイローが引っ張る展開。2、3番手でレースを進めたディサイファが、直線を向いてトウケイヘイローを外からとらえると、後続馬の猛追をぎりぎりしのいで押し切りました。上がりは36秒0。重賞勝ちは前々走の中日新聞杯に続く3勝目です。前走のエプソムカップは大接戦の3着と実に惜しい競馬。今日は末脚勝負の前走とは異なり積極策で粘り切りました。札幌は初めてですが函館で2戦2勝しており、洋芝への適性も高かったようです。すでに6歳ですが今年はここまで絶好調、秋のG1戦線での活躍が期待されます。アタマ差の2着にヒットザターゲット。後方待機からゴール前大外からメンバートップの34秒9の末脚で猛然と追い込んできましたが、あと一歩及びませんでした。惜しい競馬でした。こちらは5月末日の目黒記念優勝以来のレースでしたが、きっちり仕上がっていました。トウケイヘイローが引っ張る緩みのない展開も味方したようです。すでに7歳ですが、今日のようにはまれば一発があります。さらにアタマ差の3着にダービーフィズ。こちらも35秒1の末脚で猛追しましたがディサイファに一歩及ばず、ヒットザターゲットに切れ負けしました。前走の函館記念を制した勢いそのままにここに臨んできました。前々走の目黒記念では57キロのヒットザターゲットに54キロを背負って0.7秒も負けていました(6着)が、今日は同じ57キロを背負ってタイム差なし。洋芝適性の高さか成長の証か、あるいはその両方か。いずれにしてもこれからが楽しみな快走でした。

馬券は、ラキシスを中心に馬単。不的中でした。期待したラキシスは、勝ったディサイファと同じ2、3番手でレースを進めましたが、直線はいまいちで後ろから来たヒットザターゲット、ダービーフィズに差されてしまいました。それでも勝ち馬から0.2秒差の5着。このひとたたきで良くなるはずです。