スピリッツミノルが飛ばしてタテに長い展開。好位を追走したサトノラーゼンが、直線半ば過ぎに外から先頭に立つと、後続の追撃を振り切って先頭ゴールしました。上がりは34秒5。前走はなみずき賞に続く連勝で初重賞制覇です。ディープインパクト産駒。デビューからすでに9戦目ですが複勝率100%、先行抜出のレースぶりも板に付いた印象です。爆発力では劣りますが、ダービーでも大崩はしないはずです。半馬身差の2着ポルトドートウィユ、3着アルバートドックはハナの差。2頭が並ぶように外から追い込んできました。ポルトドートウィユ、アルバートドックはともにディープインパクト産駒。今年はディープインパクト産駒による上位独占です。ポルトドートウィユは超良血(祖母はエアグルーヴ)の期待馬ですが、ここまで7戦。なかなか期待に応えあぐねている印象。2着はこれで4回目です。前々走のきさらぎ賞も2着でクラシックに乗れませんでした。本格化はもう少し先になりそうです。アルバートドックはメンバー2位の34秒1の末脚を繰り出しましたが、ポルトドートウィユもとらえきれませんでした。切れる脚は現時点では上位2頭よりこちらが上のようです。ポルトドートウィユ、アルバートドックともに東京競馬場では走った経験がなく、ダービーに出走できればおもしろい存在になりそうですが、どうでしょう。

馬券は、サトノラーゼンを中心に馬単。ポルトドートウィユを相手にとらず、不的中でした。アルバートドックがあと一歩まで追ったのですが、惜しかった。