NHK NEWS WEB 北海道に乗っている記事ですが

 

 

新幹線ホーム 東側で正式決定

2018.03.29 18:19 NHK NEWS WEB 北海道

 

2030年度末に延伸する北海道新幹線の札幌駅のホームの場所について、

国や北海道、JR北海道などは29日、駅の東側につくることを正式に決めました。

29日の会合には、高橋知事や札幌市の秋元市長、それに、JRの島田社長らが出席しました。

北海道新幹線の札幌駅のホームをめぐっては、いまの1、2番線に乗り入れる案と

東側につくる案がありましたが、スペースが広く、外国人観光客の増加にも対応しやすいとして、

東側につくることを正式に決めました。

東側につくるホームは、総工費が645億円で創成川をまたぐ形でつくられます。

在来線までは連絡橋でつなぐ計画ですが、乗り換えまでの時間を短くできるかが課題となります。

北海道新幹線の終着駅となる札幌駅のホームは、費用やまちづくりをめぐって

関係者の調整に時間がかかり、協議を始めてから3年近くを経てようやく決着となりました。

JR北海道の島田社長は、「時間はかかったが、将来のまちづくりにとっていい案ができたと思っている。

札幌開業の効果を最大限にできるようにしたい」と話しました。

北海道新幹線の札幌駅のホームの場所が東側に決まったことについて、駅の周辺で聞きました。

60代の女性は、

「東側にできると乗り換えをするには、距離があるので本当はもっと近いところにして欲しかった」と

話していました。

また、70代の男性は、

「ホームが東側にできれば、周辺が開発されて街がもっと大きくなっていいと思う」と話していました。

高橋知事は記者会見で、

「まずはこのことを素直に喜び、これからは2030年の札幌延伸の完成を一日も早い実現に

軸足を移していかなくてはならない」と述べました。

一方で高橋知事は、「ホーム位置の決定までに時間がかかったことは残念だ」と述べました。

【位置決定決め手は】

新幹線ホームを巡っては札幌駅構内の混雑を避けられるのかが、ポイントになりました。

いまの札幌駅の1・2番線は、朝夕のラッシュ時間にはホームや階段がたいへん混雑します。

もうひとつの案では、まさにこの1・2番線に新幹線が乗り入れる構想でしたが、

ここに、外国人観光客が大勢加われば、スムーズに移動できないおそれがあるとして、

結局、駅の東側に別のホームをつくる案が選ばれました。

【ホームの特徴は】

駅の東側にできるホームは高架になっていて、創成川をまたぐ形で端から端までは

およそ260mあります。

そして、新幹線ホームから在来線の乗り換えは、連絡橋を通ってそれぞれのホームに

降りることになります。

車両の中央から、在来線の乗り換えにはおよそ300m。

さらに「グランクラス」という先頭の車両からはおよそ400m。

連絡橋の上り下りを考えるとさらに伸びます。

例えば、札幌の地下歩行空間の札幌駅と大通駅の間がおよそ520mと、決して短くはありません。

 

【乗り換えにかかる時間は】

在来線との乗り換えにはゆとりを持って歩くと遠いところで10分程度、かかるのではないかと

見られています。

主な新幹線の在来線への乗り換え時間をみてみますと、いずれも遠いところで九州新幹線の

鹿児島中央駅は7分、東北新幹線の仙台駅も8分、北陸新幹線の金沢駅で8分、

東海道新幹線の京都駅は9分、東京駅は10分から15分などとなっていて、

ほかの駅と比べても長い方です。

乗り換えにかかる時間をどれだけ短くできるかが、最大の課題で、スムーズに移動できるよう、

空港にあるようないわゆる「動く歩道」や、在来線のホームに降りるエスカレーターなどがどこまで

整備されるのか、焦点となります。

また、札幌駅の新幹線レールは上り専用と下り専用の2本だけで全国の新幹線でも少ないという

特徴があります。

いまは1日17往復ということで1時間に1往復程度が運行される想定ですが、

利便性を高めて多くの人を運ぶため、どこまで本数を増やせるのかも課題となりそうです。

今後は、観光客が全道各地に移動する交通の拠点として、そして札幌の新たな玄関口というまちの

中心として、どう整備を進めるかが、問われることになります。

新幹線ホーム大東案決定 札幌駅 機構、JRなど合意 北海道新聞動画

 

JR北海道 HPに乗っている内容です

北海道新幹線建設促進北海道・札幌市調整会議

(札幌駅ホーム位置に関する五者会議)の資料について

平成30年3月29日会議資料【PDF/769KB】

http://www.jrhokkaido.co.jp/gosya/pdf/h30_0329.pdf