あーあ…といった気持ちです。


民主「徴兵制」パンフ作製→すぐ修正(産経新聞7月6日(月)より)

「民主党が安全保障関連法案への反対を説明するパンフレットを作製し、直後に修正する決断をしていたことが分かった。パンフは「いつかは徴兵制? 募る不安。」として戦前の出征風景をイメージしたイラスト入りで、“徴兵制復活”をあおるような内容だった。」


ついにやってしまったな、というのが率直な感想です。

こうした「徴兵制」だけでなく「戦争法案」「安倍独裁」という文言をよく反対派政治家やデモは叫びますが、これらは勝手な推測に基づく、自分勝手な思い込みです。

少なくとも私含め、安保法制賛成派にはそう見えるでしょう。

そういった評価が二分されているような段階でこうした文言を用いて、国民にそう思い込ませるような手段をとるのが私には低俗に思えて仕方ありません。


元から社民党や共産党にはこういうことは十八番でしたから苛立ちながらも、またか、程度でした。

しかしついに最大野党であり、最も野党の品格が問われている民主党がそういった政党と同じことをした。

もう終わったとしか言えません。


「いつかは徴兵制?」なんて書いていますが、その「いつか」っていつなんでしょうか、「具体的」にお答えいただきたいですよね。

いつも与党に対して、「具体的な例がない」とか「攻められることなんてあり得るのか」などと言っている政党が、「いつか」なんてあり得るのかあり得ないのか分からない単語使うとは、本当に自己中心的でブーメラン投げてきますよね。


まあそんなことを察してかすぐさま取り消されたようですが。


確実に断言できることは徴兵制は絶対にないということです。

まず、政府は徴兵制は憲法に定められるところの「苦役」に当たる、としていることです。

まあ、今回は憲法解釈を変更しようとしているのだから、「解釈で苦役と認めなければ徴兵制は可能」という反発心からこうしたパンフはできたのでしょうね。


…なるほど、中々うまい追求だと思います、さすがは揚げ足取りが得意な野党なだけあります。

だが、そうした時に本当に徴兵制になるのか、と言えばありません。


最近の軍事装備はハイテクです。

70年前のようにただ鉄砲構えて撃てばいいものではなくなりました。

その上、組織的な活動訓練、それもとても過酷な…それを国民全員に課すのか…とても非現実的ですよね。

そんなの戦闘時に使えるわけがない。

しかもお金だってただではありません。そんな財源が日本にあるわけがありません。


…というのを思っていたところ西修先生か百地先生が先月29日の「合憲会見」で仰ってくれていましたのでそちらをよろしければご覧ください。

ちなみに「財政的」云々の話は彼の受け売りです(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=hN5dVpnbr24


さらに突っ込むと、だからこそ世界各国で徴兵制廃止の動きが強まっているのではないですかね。

そこに逆らって今更徴兵制を復活って時代錯誤にも程があります。

いつまでも70年前のケースに囚われて、同じ次元でしか考えられない彼らの視野の狭さには毎度驚かされます。


もし70年前と同じ感覚で語るのなら、徴兵制(といっても制度的な徴兵制ではなく学徒動員のほう)が起きた時には日本国内は窮迫し、世界では第3次世界大戦が起きている頃でしょうね。


やはり、集団的自衛権行使容認=戦争=徴兵制というのはあまりに背景を考えていない短絡的な発想ですし、海外派兵=徴兵制も到底おかしな理屈でどうしても納得できません。


こういうことを「懸念」として報じてしまうメディアの思考力のなさも大問題です。

それで国民は誘導されてしまうのですから。


なぜこうした発想の矛盾とおかしさに気づけないのか。

やはり洗脳的に近い教育の賜物だと思います。

私でもそう思ってしまうのは理解できますから、理屈は全く理解できないですが。


日本が本当の意味で、「防衛」「軍隊」「戦争」に向き合うのはいつになるのでしょうか。