安保法制を巡る国会審議が大詰めを迎えてきました。
11日とも当初は言われていましたが、17日までズレこむようですね。
やはり今日(厳密には昨日ですが)も採決間近、ということで国会前のデモが盛んだったようです。
安保法制が「戦争法案だ」などというのは、もはや耳にタコができるほど聞いたフレーズですが、同時に「民主主義・国民なめんな」とも聞かれますよね。
聞くと、「安保法制を国民に問わず」、国会内で採決、しかも「野党が審議継続を要望しているのに採決を行う強行採決だ」と。
でも、そもそも彼らがやっていること自体が「民主主義の否定」なんです。
反対している方には、「安保法制が突然出てきた」と思っていらっしゃる方も多いようですが、実は去年の7月に閣議決定で「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定」を行っているんですよね。
タイトルでは集団的自衛権にのみ言及しているように見えますが、その他の後方支援やPKOに関しても言及が成されています。
以下、ちょうど全文が乗っているサイトがありましたので掲載しておきます。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/01/right-of
ちなみに、当然のごとくこれについてメディアなどでも取り上げられていました。
そしてその後12月にアベノミクス選挙なるものを行い、自民党が政権与党となりました。
ここで良く反論されるのは「あの選挙はアベノミクスが争点でこんなものは信任していない」と。
確かに最大争点はアベノミクスでした。
しかし、選挙とはたった一つの政策を信任するためのものでしたでしょうか。
選挙とは元来、「国家ならびに地方公共団体の行政府の長や立法府の代議員を選出する過程」です。
つまり、選挙とは政策ではなく、その政策を主導するための議員・政党を信任するためのものです。
我々国民は一度「自民党に政策立案・実行」をゆだねたのです。
これに関して「私は認めていない」「争点になっていないから無意味だ」などと言うのは、その有権者個人の責任であり、決して自民党ではありません。
このように閣議決定して国民に示し、その上で選挙をして勝利した以上、「知らない」「認められない」は許されません。
そんなに信任したことを認めたくないのならば、政策一つ一つについて選挙をするしかありません。
でもそんなこと現実的に不可能です。
だからこそこの結果を明確に受け入れなければならないのです。
政権与党となった以上、ある程度の裁量権を以て政策を行う権利を得て、自民党は安保法制の審議を進めているにすぎないのです。
それを横暴だとか、国民無視などというのは反対派の詭弁であり、我がままです。
そして今度は国会内で野党が採決に応じない、つまり強行採決だ、などと批判される。
しかし、なぜ「採決」をしてはいけないのでしょう。
国会で審議しても決着がつかない、時間を要した、だから採決を行う、これの何が問題なのでしょうか?
「選挙によって」政権与党になった以上、自身の政策を有利に進められる権利を持つのは当然ではないでしょうか。
そんなに野党が採決に応じなければなりませんか?
それでは、今後別の法案などで審議した場合、野党が採決に応じなければ何でも強行採決、と相手を批判できることになってしまいます。
これこそ横暴ではないでしょうか。
「自分たちが気に入らない中で採決されるから」「野党が審議に応じないから」強行採決・数の暴力、これほど民主主義の否定、国会軽視の姿勢はありません。
選挙だって多数決、国会審議だって多数決、世の中も多数決で決まることが多い、こうやって民主主義国家は成り立っているのですから、致し方ないことです。
「少数意見の尊重」は確かに重要な原則です、でも結局は「多数決で世の中が周っている」という現実にも目を向けなければいけません。
だからこそ野党や、反対派が主張している、「国民無視」「数の暴力」「強行採決」などというのは、完全な言いがかりです。
本来野党がやらなければならなかったのは、制限時間があることは分かっていたのだから、もっとまじめに審議に取り組むことでした。
でもこの会期中彼らがやっていたことは、なんでも「審議拒否」、そして「徴兵制」や「違憲論」を持ち出し、肝心の安保法制について議論せず、ずっと外枠を攻め続けるというあまりにも無責任な行動です。
そして反対派の主にデモ参加者がやることは、「廃案」だとか「民主主義どうこう」ではなく、次の選挙に向けて動き出すことです。
今回の法案審議は、去年の12月に国民が自民党を選んだ延長なのですから、それについて文句を言っても仕方のないことです。
とにかく野党始め反対派は結論ありきでの主張が先行しすぎていて、現実から全く乖離しています。
別に彼らがどうこう言おうと普通は国民の皆さんがご自分で考えられれば良いのですが、何を隠そうメディアがどんどん、デモを取り上げ称賛し、野党に都合の良い報道ばかりを行う。
これでは正常な判断ができなくなってしまいます。
結論:メディアが悪い(結局これかい)