熊本県天草市立御所浦白亜紀資料館と福井県立恐竜博物館は5日、天草市に分布する白亜紀後期カンパニアン中期(約8000万年前)の地層から、大型肉食恐竜の歯の化石を発見したと発表した。時期や形状から、ティラノサウルス科のものの可能性があるという。



 長崎市の約8100万年前の地層からは2014年、大型のティラノサウルス科の歯の化石が発見されている。恐竜博物館の宮田和周主任研究員(48)は「長崎市の地層と今回の地層はつながりのある可能性が高い」と話している。

 同博物館によると、化石は全長が7メートルを超える大型の「獣脚類」のものと推定される。両館の共同調査チームが14年10月、天草市の海岸で、付近の崖にある地層「姫浦層群・軍ケ浦層」から落ちたとみられる石の塊から発見した。

 化石は歯茎より上のエナメル質で覆われた「歯冠」の一部で、高さ42ミリ、幅25ミリ、厚さ16ミリ。歯冠の高さは全体で56ミリ以上あったとみられる。歯は、前後の縁が肉食恐竜に特徴的なのこぎり状で、厚みがあり水平断面が楕円(だえん)状というティラノサウルス科に特徴的な形をしているという。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000030-jij-sctchにより作成します。