太陽系の小惑星の一つが、東日本大震災の被災地支援を続ける山口市大内矢田北の医師、柴田眼治(げんじ)さん(76)の名前にちなみ「Shibatagenji」と名付けられた。柴田さんの活動に共鳴した友人らが国際天文学連合(IAU、事務局パリ)に申請して認められた。

 

             

 命名されたのは、火星と木星の間を公転する小惑星番号「20098」(直径約18キロ)。北海道のアマチュア天文家2人が1994年に発見していたが、名前はなかった。

 山口市出身で柴田さんの旧友の天体写真家、藤井旭さん(76)=福島県郡山市=は、柴田さんが震災後の2011年5月、仲間と共にボランティアとして現地入りして診療や炊き出しなどに取り組み、その後も被災地を訪問していることを知り、周囲の天文関係者に命名を打診。小惑星の発見者の賛同を得て昨年春にIAU小惑星センター(米マサチューセッツ州)に申請した。専門委員会(15人)の審査の結果、今年2月に「医師として社会福祉に貢献した」ことなどを理由に正式名称と認められた。

 病院理事長でもある柴田さんは「『なんで私の名前を』と思ったが、死後も星に名前が残り続けると思うと光栄です」と笑った。藤井さんは「提案者として実現してうれしい」と話した。

 IAUは、小惑星発見者に命名提案権を認めており、2000年に日本の団体が発見した小惑星が、プロ野球の王貞治氏から「Ohsadaharu」と名付けられた例もある。

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