米民間宇宙企業スペースXは30日、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから「ファルコン9」ロケットで商業通信衛星を打ち上げた。



 昨年4月に国際宇宙ステーション(ISS)へ補給船を運んだ同じロケットを初めて再利用し、衛星を軌道に乗せた。打ち上げコスト削減へ大きな一歩で、衛星を軌道に投入するロケットの再利用は「世界初」という。

 今回使用した2段式ファルコン9の1段目ロケットは昨年4月8日の補給船打ち上げ後、大西洋上の無人台船へ初めて軟着陸させて回収し、整備していた。1段目ロケットは今回の打ち上げ後も再び台船へ戻った。

 ロケットは従来使い捨てが基本だった。スペースX創業者で、電気自動車大手テスラも経営するイーロン・マスク氏は「飛行機のように再利用できれば、大幅なコスト削減になる」と期待する。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)も科学観測用小型ロケットの「再使用」に取り組んでいる。

 インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が創業したブルーオリジンは2015年11月に模擬宇宙船を打ち上げたロケットを昨年、再び発射した。ただ、衛星を軌道に乗せたわけではなく、宇宙空間に到達して地上に戻るという実験だった。 

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