中国の一帯一路とアフガン鉱山 | 木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

中東情勢を理解すると世界がわかる!日本人は中東問題に無関心だが石油の輸入依存は周知。中東問題、欧米・ロシア・アジアとの関係は、理解不能でも石油利権の考察で、複雑な関係は理解できる。そして、世界から見た日本のあり方も見えてくる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0dacf11f2c5184854b5b037e1bfdd81de8e0f7a1?page=4

1.中国とウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタンの鉄道網は、アフガニスタンにも繋がりアフガン鉱山から産出される、金やリチウムは、中国に輸出される事になる

2.金本位制崩壊後の世界は、国力の信用による基軸通貨ドルが世界経済を支配してきた。

3.以前から一帯一路は、基軸通貨の戦いであると言ってきた。仮に、中国が金本位に基づいた元を一帯一路の地域で流通したならば、米国の金融制裁を受けなくなる。

4.アフガニスタンを通じてイランからもバイブラインが通じたならは、米国の中東アジアに対する影響力はなくなったしまう。逆に、EUに対する影響を持つことになる

5.EV化が進む中国にとっては

リチウムは、必要な資源である。アフガニスタンの鉱山資源が鉄道で運ばれるようになればアフガン経済を発展させる可能性もある

6.但し、鉄道インフラでも鉱山開発にも投資が必要になる

中国を中心とするアジアインフラ投資銀行AIIBが投資を推進し、中国系企業も参加する可能性も大きい。

7.バキスタンと中国の鉄道インフラは、港まで繋がり中東との関係をより深いものにするだけでなく、ベルシャ湾の管理を容易にするだけでなく中国のシーパワーを強固なものする

8.アフガンからの米国の撤退とオペレーションの失敗は、米軍の弱体化を露呈しただけでなく、QUAD加盟国に対するリスクを増大させた事になる

9.タリバンと中国の関係強化と同盟関係は、経済的相互利益だけでなく東トルキスタン独自運動阻止を生む事につながる。タリバン新政権は、一枚岩ではない。しかし、報道によるとタリバン新政権は、テロ活動を行う組織の取り締まりを行うと言っている

10.タリバン新政権が新政府をどのように形成するかが問題となる。中央銀行や金融行政を担う人材がいなければ外交政策だけでは国家の運営は出来ない。イスラム同盟国から顧問等が派遣される可能性もある。