トルコは、同胞ウイグル民族を利用しただけ? | 木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

木下顕伸の日本・中東・世界情勢の解説

中東情勢を理解すると世界がわかる!日本人は中東問題に無関心だが石油の輸入依存は周知。中東問題、欧米・ロシア・アジアとの関係は、理解不能でも石油利権の考察で、複雑な関係は理解できる。そして、世界から見た日本のあり方も見えてくる。

トルコで広がる‘ウイグル狩り’――中国の「ワクチンを送らない」圧力とは

 

1.何故エルドアン大統領は、中国のワクチン外交に屈するのか?

 

2.世界中でワクチンの争奪戦が起きている 。先進国がワクチンの奪い合いに奔走している状況の中で中国がワクチン外交に躍り出てきた。

 

3.トルコのエルドアン大統領は経済が低迷し 選挙が近くなった現在、国民に対して 明確なアピールが必要になってきた 。先進国がワクチンを奪い合う 中 トルコは そこに参加はできない 。そこで中国のワクチンを受け入れる必要 に迫られた。

 

4.東トルキスタンウイグル民族を受け入れたエルドアン大統領はシリア国境に イスラーム 原理主義者と共にウイグルの部隊を創設させシリア政府 とクルド人に対抗さてきた。

 

5.亡命を 望む中国のウィグル人は 中国から 一旦外国へ 出てトルコに 来られたものに対して はトルコの 国籍 与えるとしてきた 。

 

6.中国側からすれば 反政府のイスラム原理主義者を外に出したい。それを受け入れるのがトルコ政府であり、両者の利益は一致した側面もある。

 

7.トルコ政府は シリアに彼らを傭兵のごとく扱い前線に向かわせた 。

 

8.シリア侵攻を進めてきたトルコにとっては彼らは傭兵でしかない 。つまりエルドアン政権は同胞ウイグル民族を助けるのではなく利用してきたと言っても過言ではないだろう 。

 

9.エルドアン政権は一帯一路の会議にも参加してきた。 米国から制裁を受けるトルコは 新たな 貿易国として中国を選ぶかもしれない 。

 

10.米国トランプ政権のアメリカのファーストによる 米国の中東撤退は 中東全体に限らずアジアを含めてバワーバランスに大きな影響をもたらした。 

 

11.この影響は少なからず中国が 大陸における 大きな 影響を持ったことを示すことになる 。

 

12.中国はトルコに対してもイランに対しても貿易外交政策をうまくやってきた 。

 

13.バイデン大統領は中国を最大の競争 相手国と語った。事実中国の海洋覇権や大陸における覇権の一帯一路構想などは着実に進んでいるように見える。

 

14.次にロシアのワクチン外交である。ロシアのワクチンはなかなか海外に受けられていない。今後ロシアもワクチン 外交を行う と予想される 

 

15.アゼルバイジャン とアルメニアの紛争でもわかるように トルコとロシアは牽制しながらお互いに均衡を保とうとしている。ロシアがトルコに対して武器を売ったようにワクチンを売る可能性も出てくる。

 

16.ロシアにとっても米国と同じように中国の 覇権は大いなる脅威でもある 。しかしながら ロシアも米国からの経済制裁を受けている 。

 

17.国をけん制するために米国とロシアがどのような関係になっていくかが一番の問題だ。