島根にある佐太神社は、
三笠山を背景に雰囲気ある整然とした美しさがあります。
出雲4大神の1社で、江戸時代は天皇直轄の神社だったそうです。
文化4年(1807年)造営。
いずれも大社造りで正殿を軸として南北に両殿が配置されています。
40年にいちど改修工事のため遷宮をされるそうです。
遷宮の期間を定めるのも、屋根の形状による劣化とも関わるそうで、
出雲大社は屋根が厚くもあり60年、伊勢神宮は20年と違いがあります。
近年遷宮を伴う改修工事をされており、
屋根は全面、外壁の木壁板が隙間などができており修理、基礎は今回はそのままだったそうです。
80人の氏子さんで運営しておられ、重要文化財とは言え公的補助金以外の資金が必要なため、ご負担も大変なご様子でした。
出雲大社ほどの規模でありませんが、大社造りで大きい本殿です。
大社づくりは、江戸時代には本殿内でお祭りしたことが、規模が大きい理由とのこと。
正面真ん中に柱があるため、正面の正中殿では右側に正面とびら。
このあたりは、その後構造が進み正面真ん中にとびらがある住吉大社とは違います。
背面は山に囲われ回廊がなく、これもあまり見かけないかたちです。
参道横には神社直営のお店があります。
卵につけるざるそばがとても美味しかったです!